中国・北京のど真ん中でペスト発生・・・追加拡散の懸念

  • 内蒙古出身の2人、肺ペスト確定判定

  • 当局は防疫に乗り出し、人口密集度高くて危険

  • 2008年、チベットでフェスト患者2人死亡

[写真=陝西省政府ホームページ]


中国の北京でペストが発生した。人口密集度が高い大都市なので追加拡散への懸念が提起される。

13日、官営新華通信によると、北京市の朝陽区人民政府は前日、公式ホームページを通じて管内でペストが発生したと明らかにした。

内モンゴル(内蒙古)自治区出身の2人が、専門家の合同診察を経てペスト確定判定を受けた。

朝陽区人民政府は、「現在の患者らは医療機関で適切な治療を受けている」とし、「関連する防疫・統制措置も実施中だ」と伝えた。

黒死病とも呼ばれるペストは、ペスト菌が引き起こす急性伝染病で、悪寒、高熱、頭痛に続いてめまいが起き、 意識がもうろうとするようになって死亡する。

ネズミが主な感染源で、中国東北地域とモンゴル・中央アジアなどに保菌動物が残留していることが分かった。

今回発生したペストは肺ペストで、最も危険な病型だ。ペスト菌を吸い込んで出血性の気管支肺炎を引き起こすもので、皮膚が紫色に変わり、死亡率が非常に高い。

北京のど真ん中でペストが発生したというニュースが伝えられ、不安感が高まっている。北京は常住人口だけで2100万人以上の大都市であり、ずさんな初期防疫の場合、追加の拡散が懸念される状況だ。

一方、中国では2008年に西蔵(チベット)自治区でペスト菌に感染した患者2人が死亡したことがある。

 
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