キム・ジウン監督の新作「人狼」が第66回サン・セバスティアン映画祭コンペティション部門に招待されたと配給会社ワーナー・ブラザーズ・コリアが18日明らかにした。
サン・セバスティアン映画祭は、1953年に初めて開かれたスペイン語圏で最も古い権威ある映画祭として、今年は9月21日から29日まで開かれる。
韓国映画は2016年、ホン・サンス監督の「あなた自身とあなたのこと」が監督賞を受賞し、キム・ジウン監督は2010年「悪魔を見た」に続いて2度目の進出だ。
映画祭側は「アクション、陰謀、ファンタジー、強烈な心理戦が完璧なバランスを成す作品」と評価し、「人狼」を招待したと述べた。
キム・ジウン監督と主演俳優カン・ドンウォンは9月、映画祭に出席するためスペインに向かう予定だ。
今月25日に封切りを控えている「人狼」は、韓国と北朝鮮が統一準備5カ年計画を宣言した後、反統一テロ団体が登場した混沌の2029年を背景にしている。警察組織である特殊機甲大隊との情報機関である公安部を中心とした絶対権力機関との間の息を呑むような対決の中、狼と呼ばれる人間兵器「人狼」の活躍を描く。
日本のアニメを原作とする「人狼」は、カン・ドンウォンとハン・ヒョジュの他に、チョン・ウソン、ハン・イェリ、チェ・ミンホなどが出演する2018年下半期の期待作だ。
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