トランプ米大統領と金委員長、10日午後それぞれシンガポール到着

[写真=聯合ニュース(歴史的な首脳会談に臨む北朝鮮の金委員長と米トランプ大統領が10日午後、それぞれシンガポールに到着した)]


ドナルド・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が10日午後、会談が開かれるシンガポールにそれぞれ到着した。

金委員長は10日午後2時36分(韓国時間3時36分)エアチャイナのボーイング747型機に乗ってシンガポールのチャンギ空港に到着した。この飛行機は通常、中国の習近平国家主席が利用するものであるという。

金委員長は2012年に政権を握った以来、板門店(パンムンジョム)と中国を除いた外国訪問は今回が初めてだ。

金委員長はシンガポールに到着してセントレジスホテルで少し休憩をとってから、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談を行い、世界中が注視している米朝首脳会談の開催地として準備を整えてくれたことに感謝の意を伝えた。

金委員長のシンガポール訪問には妹の金汝貞(キム・ヨジョン)労働党第1副部長と、金英徹(キム・ヨンチョル)党副委員長兼統一戦線部長、リ・スヨン党副委員長兼国際部長や李容浩(リ・ヨンホ)外相、ノ・グァンチョル人民武力相が遂行した。

一方、トランプ大統領は金委員長がシンガポールに着いてから約6時間後の午後8時22分(韓国時間午後9時22分)、専用機エアフォースワン便でシンガポールのパヤ・レバー空軍基地に到着した。シンガポールに着いたトランプ米大統領は今回の首脳会談についての記者たちの質問に「いい気分だ(very good)」と答えたとロイター通信は報道した。

エアフォースワンにはマイク・ポンペオ国務長官とジョン・ボルトン米大統領(国家安全保障問題担当)補佐官、ジョーン・ケリー秘書室長、サラ・ハッカビー・サンダースホワイトハウス報道官などが同乗したという。

専用機から降りたトランプ大統領は、待機中だったリムジンに乗り込んだ後、宿舎のシャングリラホテルに向かった。トランプ大統領は米朝首脳会談に先立ち、11日にはシンガポールのリー・シェンロン首相と会談する予定だ。

12日の歴史的な首脳会談に臨むトランプ大統領と金委員長は、11日にはそれぞれシンガポールで最後の点検をするものとみられるなか、二人は12日朝、セントーサ島で初めて顔を合わせる予定だ。現職の米大統領が北朝鮮の指導者と会談をするのは史上初のことになる。

一方、BBCニュースによると、現在、会談が行われる現場の周りは警備がどんどん厳しくなっており、特に金委員長が滞在しているセントレジスホテルでは、建物を自由に移動できるのは揃いの黒いスーツを着た北朝鮮報道関係者のみで、観光客の写真撮影も禁じられているという状況だ。
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