LGサイエンスパーク、本格的な稼動…融合・複合研究時代の象徴

[LGサイエンスパーク、本格的な稼動…融合・複合研究時代の象徴 ]



LGが国内最大規模の融合・複合研究団地「LGサイエンスパーク」の本格的な稼動に入った。

LGが計4兆ウォンを投資したLGサイエンスパークはこの会社の研究開発(R&D)の中心地に位置づけられる見通しだ。 現在、LG電子、LGディスプレイ、LGイノテックなど8つの系列会社研究人材1万7000人余りが集結しており、2020年までは2万2000人に拡大される。

2014年10月に着工し、昨年10月に移住開始などを経て、本格的な「LGの麻谷(マゴク)時代」を発表したのだ。 LGサイエンスパークはサッカー競技場の24つの大きさである17万㎡の敷地に、延べ面積111万平方メートルで、今まで20つの研究棟が入った。 延べ面積基準で汝矣島(ヨイド)の総面積の3分の1が超える規模だ。

◆融合・複合時代の象徴になるものと期待
LGはこれまで電装部品とモノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などが先導する「4次革命時代」に備え、系列会社間の連携を強化してきた。 これらの未来産業は電子、通信、化学などが融合・複合して新たな価値を創出してこそ、市場競争力を確保することができる。 このためにはLG全体系列会社と組織間の協業が必須的だ。 LGサイエンスパークはこうした融合・複合LGの象徴だ。

LGサイエンスパークは融合・複合の研究を円滑に進めることができるよう、大規模の3Dプリント室、物性分析装備など先端装備と研究室を一ヵ所に備えた「共同実験センター」と所属会社と関係なく融合・複合プロジェクトを進めるための「統合支援センター」を用意した。

研究団地の設計も融合・複合の研究にふさわしく構成された。 団地中央を貫通する一直線の大通りや研究棟らを連結した地下1階の通路、研究棟の間を繋ぐ空中の橋などは多様な専攻と技術分野の研究員たちが自然に会って疎通できる「架橋」役割をする。

新技術と知識共有の活性化に向けてLGサイエンスパークでは所属会社と関係なく誰でも参加することのできる共同セミナー、テーマ別の研究サークルなども運営する。

◆中小・ベンチャー企業・海外企業などとも「共存協力」
LGはLGサイエンスパークを開放型R&D生態系の中心地に育成するという計画だ。 △技術の商用化に向けて必要な力量を備えた企業の買収と中小∙ベンチャー企業やスタートアップの持分投資 △大学との産学協力の強化 △系列会社間の融合・複合の研究やグローバル企業∙機関との共同研究を通じて速くなった技術環境の変化速度に対応する。

このため、中小∙ベンチャー企業とスタートアップに向けた「開放型研究空間」とグローバル企業、研究機関との共同研究空間である「ジョイントラボ(Joint Lab)」も備えた。

開放型研究空間では各系列会社とシナジーを創出できる中小企業およびベンチャー企業を育成し、これらと共同研究を拡大する。 このため、R&Dコンサルティング、生産性向上のための技術指導や研究インフラなどを提供する。

LGディスプレイはスタートアップ発掘∙の育成に向けて最大1億ウォンの初期投資費用及びLGサイエンスパークのインフラと技術を支援する計画だ。

ジョイントラボにはLG電子と次世代コネクテッドカーソリューションの共同研究するクアルコムが入居した。 クアルコムは年内に麻谷R&D産業団地に別途の研究所も延べ面積1320平方メートル規模で作る。

優秀な理工系人材の育成・確保のために大学、外部研究所とも人工知能、ビックデータなど4次産業分野で技術交流と産学協力なども進める。

◆エネルギーソモビ用38%の削減などエコ研究団地で運営
LGサイエンスパークは世界最高水準の省エネ型研究団地で運営される。 エコエネルギーの生産から保存、効率的使用が可能で、省エネを実証する大規模なテストベッドとしても活用される。

全体20つの研究棟のうち、18棟の屋上や散策路にLG電子の高効率太陽光モジュール8300つあまりを設置して電気を生産する。 また、約400世帯の1日の電力量の4MW規模のエネルギー貯蔵装置(ESS、Energy Storage System)を設置して電気を貯蔵し、電力消耗が集中するピークタイムに使用できるようにした。

地熱を活用する冷暖房システムエアコン、スマートLED(発光ダイオード)照明、省エネ型扉及び断熱材などを適用し、団地全体を統合管理するビルエネルギー管理システム(BEMS、Building Energy Management System)を構築して、リアルタイムでエネルギー使用状況を分析・制御することで、エネルギー効率を極大化した。

団地内の25基の電気車充電インフラを構築し、今後、自主走行技術、パーソナルモビリティなど未来の新技術もLGサイエンスパーク内でテストできるようにした。

これを通じて既存の系列会社ごとに研究所を運営しているのに所要されたエネルギー費用比約38%である年間210億ウォンあまりを削減することができるものと予想している。
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