韓国、起業しやすい国3年連続



韓国が世界で5番目に起業しやすい国に名を連ねた。2011年から6年連続でトップ10、2014年からは3年連続でトップ5となった。

しかし、このような記録でも韓国で起業活動をするためには、各種の規制と衝突する状況であり、企業の生涯周期だけ計算した起業環境を評価する方法には意味あるのかということだ。このため、客観的なデータのみに依存するWB企業環境の評価が、企業活動全般に対する実質的な評価には限界があるという指摘である。

世界銀行(WB)が26日(韓国時間)に発表した「2016年の起業環境評価(Doing Business)」の結果によると、評価対象190カ国のうち韓国は5位を占めた。

韓国は2011年に8位で初の10位内に入った後、昨年は過去最高の4位を記録した。2014年の5位を考慮すると、3年連続でトップ5となった。

WBの企業環境の評価は、国別の起業環境をライフサイクルに応じて、創業から退出までの10分野を調査・法令分析を介して評価する。

起業する過程で、制度がどのように起業にやさしいのかを見るのである。韓国は10分野のうち、4分野で順位が上昇し、他の4分野では下落した。残りの2分野では、昨年と同じ順位を記録した。

順位が上昇した分野は、法的紛争の解決(2→1位)、創業(23→11位)、税金の支払い(29→23位)、財産権の登録(40→39位)である。

下がった分野は、少額の投資家保護(8→13位)、建築許認可(28→31位)、通関行政(31→32位)、資金調達(42→44位)である。

電気の供給(1位)と退出(4位)は、昨年と順位が同じだった。特に、電力供給は3年連続で1位を記録した。

問題は、政府と現場の声が克明に分かれているという点である。政府は“政府が規制改革・制度改善のために努力した結果、企業活動に伴うコストと制度面で世界レベルの企業環境に到達した”と明らかにした。

しかし、業界関係者は“現場を体験してみると、韓国が世界最高水準で起業しやすい国というのは信じがたいこと“と反論した。

学界の関係者は“WBの評価には、間接規制、消極的行政、労働・立地・環境規制などの内容が抜けている”とし“客観的なデータのみに依存するWB評価が、企業の環境全般に対する実質的な評価には限界がある”と説明した。

(亜洲経済オンライン)



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