
輸入車業界が国内市場で乗用車だけでなく、トラックなど商用車部門まで攻勢を強化している。国内輸入商用車市場1位を占めているボルボトラックをはじめとするナビスター、スカニアなどは相次いで新車を発表し、サービスネットワークを強化するなど国内市場での領域を拡大している。
ボルボトラックコリアは12日、ソウル ウォーカーヒルホテルでアジア・太平洋統合新製品発売イベントを行って、FH・FM・FMXなどダンプトラックとトラクター、カーゴトラックの三シリーズの新車9種を紹介した。この日公開されたモデルは、運転者が大きな力をかけずに操作が可能なボルボ ダイナミック ステアリング(Volvo Dynamic Steering、滑らかな変速が可能な人工知能自動変速機I-シフト(I-Shift)を基本搭載している。価格は1億4000万~2億4000万ウォンだ。
今回のイベントはアジア太平洋地域を代表して。韓国で初めて単独で開催したイベントだ。新製品ランチングイベントを初めて韓国で開催した理由に対して、クリストファー ボルボトラック副社長は「韓国はボルボトラックのアジア最大市場」として「難しい顧客が多い韓国で、顧客満足1位の企業になることが重要だと判断した」と話した。
現在の国内大型トラック市場は、国内外9個の業者が激しい競争を繰り広げている。関税庁によると、トラック輸入は2009年1億2925万ドルから昨年2億1305万ドルに64.8%増加した。輸入商用車はダンプトラックとトラクター中心の製品販売構造からカーゴトラックまで製品ポートフォリオが拡大して各セグメント別に国内外企業等間の競争が激しくなっている状況だ。
しかし、輸入乗用車がそうであるように輸入商用車もやはり価格は侮れない。それでも輸入トラックが国内進出を強化しているのは耐久性と燃費が良いという強みがあるからだ。
実際にボルボトラックの去年国内販売量は1404台を記録した。これは前年より15%成長した数値で大型トラック市場占有率13%に達する。
このため、商用車販売のための輸入車業界の規模は日々大きくなっている。キム・ヨンジェ ボルボトラックコリア社長は「顧客のためのASセンターを現在の26個から今年の年末に28個、来年には30個の水準に増やし、輸入商用車業者のうち最も多いサービスネットワークを備える」と話した。
(亜洲経済オンライン)
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