ヤフーは、6月1日にウィルコムを吸収合併するイー・アクセスの株式を同2日に取得する。宮坂社長が買収後の新会社の社長に、イー・アクセスのエリック・ガン社長が新会社の会長にそれぞれ就任する。
社名は「ワイモバイル」の予定。ネットサービスを主力に位置づけてスマホ事業を展開し、契約者数を従来の2倍以上となる2000万人以上に増やすことを目指す。
新会社は米グーグルの「アンドロイド」を搭載した端末を中心に取り扱う。具体的な新サービスや料金を明らかにしなかったが、「極力シンプルな料金体系を設ける」(宮坂社長)方針。これまでのネット上でのサービスの訴求に加えて、イー・アクセス、ウィルコムが展開している約3000店舗を販促に活用する。ウィルコムのPHSサービスなど既存のサービスも引き続き提供する。
宮坂社長は「ヤフーはスマホの浸透に伴って事業が拡大している。さらに伸ばすためには、我々自身でスマホの普及を加速させたほうがよいと思っていた」と買収する理由を説明した。
(亜洲経済オンライン)
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