韓国の尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官は１１日、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）のラスムセン事務総長と会談した。尹氏は北朝鮮の挑発がエスカレートしている朝鮮半島情勢について、韓国政府の立場を説明するとともにＮＡＴＯとの協力を強化する考えを示した。外交部当局者が伝えた。
ラスムセン氏は北朝鮮に対し、威嚇的な言動の中断を求めたほか、北朝鮮政策で韓国と連携する方針を明らかにした。
尹氏は３月２０日に主要放送局や金融機関のサーバーが一斉にダウンした事件を北朝鮮のサイバー攻撃とした韓国政府の中間調査結果を紹介。サイバー攻撃が安全保障の主要な脅威に浮上したことを踏まえ、双方で協力を強化する必要性を強調した。
また、両氏は▼ＮＡＴＯサイバー防御センター（ＣＣＤＣＯＥ）主催のサイバー防衛訓練への韓国参加▼サイバー戦に適用される国際法マニュアルの検討▼１０月１７～１８日にソウルで開催されるサイバー空間に関する国際会議――など、各分野での実施的な協力を進展させることで一致した。
ラスムセン氏は１３日まで韓国に滞在し、朴槿恵（パク・クンヘ）大統領や金寛鎮（キム・グァンジン）国防部長官らと会談を行う。
（聯合ニュース）
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