韓国貿易協会が7日に公表した報告書によると、昨年の南北貿易額は前年比15.3%増の19億8000万ドル(約1860億円)となった。中朝貿易額は5.4%増の59億3000万ドルと、南北貿易額の約3倍に達した。
南北と中朝貿易額の格差は拡大傾向にある。南北貿易額の2008~2012年の伸び率は年平均2.1%だが、中朝は20.8%に上っている。
南北貿易の低迷は李明博(イ・ミョンバク)前政権の発足(2008年)から南北関係が急速に冷え込んだためとみられる。特に、2010年の韓国哨戒艦沈没事件を受け、北朝鮮との人的交流や交易を暫定的に中断し、開城工業団地への新規進出・投資が禁じられた影響が大きい。
貿易協会関係者は「中国の対北朝鮮投資拡大や中朝隣接地域の経済特区開発などにより、中朝貿易は着実な増加が見込まれるが、南北交易は開城工業団地への新規投資などが回復するまで相当な時間がかかりそうだ」との見通しを示した。
(聯合ニュース)
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