韓国高齢者の所得水準 30カ国中ワースト2位

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韓国の高齢者の所得水準が全世帯の平均所得の66.7%にとどまっていることが3日までに分かった。比較対象とした経済協力開発機構(OECD)加盟国30カ国のうち、最下位のアイルランド(65.9%)に次いで2番目に低い。 

国民年金研究院がOECDの2011年の統計を基に分析し、報告書をまとめた。 

報告書によると、高齢者の所得水準が最も高かったのはメキシコ(97.1%)だった。2位はオーストリア(96.6%)で、ルクセンブルク(96.0%)、ポーランド(94.7%)、フランス(94.5%)などと続いた。日本は86.6%となった。 

報告書は韓国の高齢者の所得水準が低いのは老後の所得を保障する公的年金制度が十分に整備されていないためと分析している。 

フランスの場合、高齢者世帯の所得に国民年金や生活保護費などを含む公的移転所得が占める割合が86.7%となっているが、韓国は15.2%にすぎない。一方、韓国の高齢者の労働所得が全体に占める割合は58.4%で、30カ国平均(21.4%)の2.7倍に上っている。 

また、2000年代半ばの韓国高齢者の貧困率は45.1%で、最高となった。

(聯合ニュース)


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