日本、対中貿易で赤字拡大

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ことし1月から6月までの日本と中国の間の貿易収支は、東日本大震災で部品の供給網が寸断された影響で自動車の輸出が落ち込んだことなどから、赤字の幅が去年の同じ時期より4倍以上に拡大した。

日本貿易振興機構のまとめによると、ことし上半期の日本から中国への輸出額は782億ドルで、去年の同じ時期より14%余り増えた。しかし、震災で部品の供給網が寸断された影響で自動車や半導体の輸出が落ち込んだことなどから、伸び率は去年より30%以上も縮小した。

その一方で、中国からの輸入額は、震災以降、乾電池や懐中電灯、それに扇風機といった製品の輸入が急増したことなどから、850億ドルで、21%余り増えた。

この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支はおよそ5500億円の赤字となり、赤字の幅は去年の同じ時期の4.3倍に拡大した。

今後について、日本貿易振興機構は「国内の生産体制が徐々に回復していることで、中国向けの輸出は増える傾向にあるが、世界経済が減速するという懸念が高まるなかで、今後、中国経済が影響を受ければ、中国向けの輸出にも影響が出るおそれもあり、注意が必要だ」と話している。

(亜州経済オンライン)


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