日本農林水産省は10日、食料に含まれるカロリーで計算した2009年度の食料自給率が前年度に比べ1ポイント低い40%になったと発表した。低下は3年ぶり。天候不順で小麦、テンサイ、サトウキビの生産量が減ったのが主因。コメの消費量の減少も低下につながった。
昨年夏に北海道で長雨や低温による天候被害が出たため、小麦生産量が前年度比20.7万トン減り、砂糖の原料の「てんさい」が同59.9万トン減少したことが自給率を下げた。国産が多いコメの1人当たり消費量が前年度よりも0.5キロ減ったことも、自給率を下げる要因となった。
食料自給率は、消費する食料を国内でどれだけ生産できているかを示す指標で、日本政府は2020年度までに50%へ引き上げる目標を立てている。カロリーベースの自給率は2006年度に39%と13年ぶりに40%を割り込んだ後、2007年度は40%、2008年度は41%と1ポイントずつ上昇していた。
一方、生産額で算出した自給率は2009年度は前年度比5ポイント上昇し、6年ぶりに70%を回復した。穀物の国際価格下落で飼料の輸入額が下がったことや、牛肉や豚などの輸入単価の減少が大きいという。
日本語ニュースチーム news@ajnews.co.kr
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