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現在、ロッテデパートはロシアのモスクワ店と中国の北京店の二つの海外店舗を運営している。
2008年8月1日、中国北京の最大繁華街、王府井通にオープンした北京店は韓国国内のデパートが中国に初めて進出した事例と言う点で大きな意味合いを持つ。
これを契機にロッテはこれからの中国内の様々な都市とアジア市場に店舗を拡大する予定だ。
ロッテデパートの中国進出は中国企業の銀泰グループとの50対50の合作比率で行われた。百貨店の商号は中国語で楽天銀泰百貨、英語で‘Intime-Lotte Department Store’だ。
北京店は地下4階から地上8階までの延面積は8万3400㎡(2万6000坪)、営業面積は3万6060㎡だ。これは、 小公洞のロッテタウン本館の2/3水準だ。
同百貨店は高級コンセプトで国内百貨店と同一の食品、ブランド品、男女ファッション、雑貨、家庭用品、レストラン街に構成されている。開店同時、北京オリンピック特需で観光客と現地の人々の訪問の列が後を絶たず、現在の一日平均、訪問客1万人以上が同店を訪れている。
北京店が位置する王府井通は北京のショッピング観光の中心地で最大の繁華街だ。近郊には、天安門と紫禁城があり、中心街の長安大路と高級ホテル、オフィスタウンが密接している。
ロッテデパートは来年の上半期に天津市に中国百貨店2号店をオープンする。天津店は中国に単独で進出した初めての事例だ。
単独進出のためにロッテデパートは楽天産業管理(天津)有限公社と言う法人を設立した。
商号もロッテの中国名の楽天と銀泰グループの銀泰を合わせた楽天銀泰百貨店を使った北京店とは違う‘楽天百貨’を使う予定だ。
ロッテデパートは韓国国内で蓄積した流通のノウハウに北京店運営を通して得た経験を組み合わせ、天津店を差別化された高級百貨店に作り上げる計画だ。
ロッテマートも中国進出に活発な動きを見せている。
2007年12月にはオランダ系中国大型マートのチェーン店のマクロの持分をM&Aを行い、本格的な事業拡大に打って出た。
その後、2009年3月には青島市城阳区に敷地を確保し、オープンしたグリーンフィールド方式の初店舗であり、中国9号店の城阳店、8月には崂山店、11月には北京市豊台区に11号店の公益西橋店を続けてオープンした。
特に、昨年10月には中国の大型タイムズ店舗65店を買収、総80店舗を運営している。
この様な規模は中国の大型マート市場で14位圏に該当する。
ロッテマートは国内大型マート市場が成熟期に入ると予想されており、すでに2004年から上海と深圳にアウトソーシング事務所を運営しながら、商品のアウトソーシングを進行してきた。
ロッテショッピング関係者は「今までも、中国進出のため市場調査作業が行われている」とし、「外資系流通会社の熾烈な競争状況などを考慮し、M&A合弁と直接店舗を模索し、オープンするグリーンフィールド方式を同時進行する戦略が一番効果的との判断を行った」と語った。
kriki@ajnews.co.kr
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