![[写真=KT]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/02/12/20250212154316167281.jpg)
KTが電波遅延の長い衛星通信の短所を克服した5G非地上網(NTN)通信技術の試演に成功したと12日、明らかにした。 今回の技術確保は、ローデ・シュワルツ・コリア、ヴィアヴィソリューションズ・コリアとの協力で行われた。
5G NTNは地上に構築された基地局の代わりに衛星を活用して5Gサービスの範囲を極端に拡張する標準技術だ。 都心など既存の地上網(TN)環境では無線信号が多様な形態の障害物とぶつかり、散乱、回折、反射が発生し、受信機に到達する時に互いに異なる振幅、位相など干渉を起こす多重経路フェーディング(Multipath Fading)現象が発生する。 そのため、受信信号の強さが一時的に減る可能性がある。 これを克服するため、ハイブリッド·オートマチック·リピート·リクエスト(HARQ)と呼ばれる再伝送技法を使用する。
NTNは衛星と端末の間の通信である。 地上網環境とは違って、電波の散乱、回折、反射現象がほとんど発生しない。 これに再伝送技法の効果が低く、衛星と端末機の間の距離が一定範囲を超過する場合、むしろ再伝送技法の限界で低い伝送効率を示すことができる。
KTは今回のテストで、時間によって変わる衛星と端末間の距離による経路損失(Pathloss)を正確に計算する方式を適用した。
これを通じ、静止軌道衛星と端末間の約3万5800kmの距離通信環境においても、約1010Mbpsの伝送効率を達成した。 高くなった伝送効率を活用してフルHD映像伝送も成功した。 KTは今回のテスト結果を3月のMWC(Mobile World Congress 2025)博覧会に展示する予定だ。
5G NTN技術は、移動通信技術標準化機構連合(3GPP)Releases 17(3GPPが開発した17番目の移動通信標準という意味)で定義された。 2022年に完成した。 KTは9月、ムグンファ衛星6号に5G NTN標準を適用した連動実験を世界で初めて成功したことがある。
KTはNTN技術で、国土面積100%支援を越え、3次元航空領域まで通信カバレッジを拡大することを目標にしている。 3GPP NTN標準が支援する低軌道(LEO)衛星、高高度通信プラットフォーム(HAPS)など多様な非地上通信プラットフォームと連動するNTN技術を持続的に確保する方針だ。
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