2026. 10. 14 (水)

コレイルとSRの統合後も全ての事故統計が未整備、安定管理体制に課題

  • SRは全事故を本社で管理、コレイルは責任・保険終了案件のみ集計

コレイルとSRの統合から1ヶ月が経過したが、列車内での全ての事故に関する統計は未整備であることが確認された。
コレイルとSRの統合から1ヶ月が経過したが、列車内での全ての事故に関する統計は未整備であることが確認された。 [写真=連合ニュース]
コレイルとSRが統合された後も、コレイルは列車内で発生した全ての旅客事故を本社で集計していないことが明らかになった。統合前のSRは責任の有無にかかわらず全ての事故を管理していたが、コレイルは会社の責任が認められ、保険処理が完了した事故のみを中心に統計を管理しており、事故管理体制の補完が求められている。

13日、国会国土交通委員会に所属する民主党の部勝賛議員がコレイルから提出された資料によると、コレイルは列車内で事故が発生した場合、駅長や乗務員など現場の所属者が事故処理を担当する。 本社で列車内の全ての事故発生件数を総合的に集計する体制は整っていないことが分かった。

一方、統合前のSRは列車で発生した全ての旅客事故を本社で管理していた。初動措置から事後管理まで6段階の処理手順を設け、事故速報や事故調査報告書など段階別の様式を運用していた。事故調査報告書には事故原因だけでなく、予防対策を作成する項目も含まれていた。

コレイルは統合前に別途事故速報様式を規定していなかったが、統合後に新たに作成した。しかし、事故原因に基づいて予防対策を作成し、継続的に管理する別途様式はまだ整備されていないというのが議員室の説明である。

集計方法の違いは統計にも現れている。統合前のSRで2024年から今年8月までに発生した列車内の全ての旅客事故は199件で、そのうちSRの責任による事故は57件、28.6%に過ぎなかった。責任事故のみを集計する場合、実際に列車内で発生した事故の相当部分が統計から抜け落ちる可能性がある。

コレイルが同期間に管理した責任・保険終了の旅客事故は191件である。2024年は83件、昨年は74件、今年1〜8月は34件である。発生場所は客室71件、乗降口63件、通路32件、トイレ25件で、事故の種類は衝突62件、転倒46件、挟まれ35件などである。

コレイルとSRは昨年9月1日から機関統合と高速鉄道の統合運行を正式に開始した。国土交通省は統合当時、安全を最優先課題として初期現場点検を強化すると明言していた。

コレイルは軽微な事故まで全て管理するには現実的に限界があるとの立場である。被害の発生有無を顧客の証言に依存しなければならない事例が多いためである。

部議員は「組織を一つにする外形的統合にとどまってはならない」とし、「両機関の安全管理体制の中で効果的な制度と手続きを継承し、安全管理レベルが後退しないようにしなければならない」と提言した。



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