2026. 06. 29 (月)

国防省、中国・ロシア軍用機のKADIZ無断進入に厳重抗議

  • 駐韓中国国防武官・駐韓ロシア国防武官に再発防止を促す

2019年7月KADIZに無断進入したロシアTU-95爆撃機の写真 日本防衛省統合幕僚監部
2019年7月KADIZに無断進入したロシアの『TU-95』爆撃機【写真=日本防衛省統合幕僚監部】
 
国防省は、中国およびロシアの軍用機が27日に韓国防空識別圏(KADIZ)に無断で進入したことに対し、厳重に抗議した。
 
28日、国防省によると、国際政策官は同日午後、駐韓中国国防武官および駐韓ロシア国防武官に対し厳重に抗議し、再発防止を促した。
 
国防省は「我が軍は領空を守るため、KADIZにおける周辺国の航空機活動に対し、国際法を遵守しつつ積極的に対応していく」と述べた。
 
合同参謀本部(合参)によると、27日午前に中国とロシアの軍用機10機以上が東海および南海のKADIZに順次進入し、その後離脱したが、この過程で領空侵害はなかった。
 
中国とロシアの軍用機は、事前通知なしに午前8時30分頃から約4時間にわたりKADIZに順次進入し、その後離脱したとされる。
 
KADIZに進入した中国とロシアの軍用機は爆撃機および戦闘機であり、現在進行中の中・ロ合同空中訓練に参加する部隊であると知られている。2019年から、中国とロシアは合同訓練などの名目で年に1~2回程度軍用機をKADIZに進入させているが、事前通知は行っていない。
 
防空識別圏は、自国の領空に接近する軍用航空機を早期に識別し対応するために設定される任意の線であり、個別国家の主権に関わる領空とは異なる概念である。
 
ただし、他国の防空識別圏に進入する軍用航空機は、該当国に事前に飛行計画を提出し、進入時に位置などを通知することが国際的な慣行である。
 
しかし、ロシアは韓国が設定したKADIZに国際法的根拠がないとし、これに対する韓国の統制権を認めていない。さらに、済州島上空のKADIZは韓国と中国がそれぞれ設定した防空識別圏が重複する空域である。
 
 



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