2026. 06. 01 (月)

シャングリラ対話閉幕…米中は一息、米・同盟国は温度差

  • 米中首脳会談後対立の緩和…「軍事コミュニケーションの拡大」を一致

ピート・ヘーゲス米国防長官の写真
ピート・ヘーゲス米国防長官[写真=連合ニュース]

米国と中国は対話の姿勢を再確認し、軍事的緊張を低下させる様子を見せた。一方、米国と欧州の同盟国は防衛費や国際秩序の問題を巡って明確な見解の相違を示した。

31日、シンガポールで閉幕したアジア・太平洋地域最大の安全保障会議であるシャングリラ対話では、米中首脳会談後に形成された両国間の関係改善の雰囲気が確認された。しかし、ドナルド・トランプ政権の同盟政策を巡って米国と欧州諸国間の意見の相違も浮上した。

特に今回の会議は、最近の米中首脳会談後初めて開催された大規模な多国間安全保障会議であることから注目を集めた。米国と中国は昨年と比較して一層抑制的な口調を示し、関係の安定意欲を強調した。

ピート・ヘーゲス米国防長官は演説の中で、中国の影響力拡大を抑制するという従来の立場を維持しつつ、「不必要な対立を望まない」と述べ、軍事当局間のコミュニケーションチャネルの拡大の必要性を指摘した。昨年のシャングリラ対話で中国を「実質的かつ即時の脅威」と規定したことと比較すると、発言のトーンは大きく低下した。

中国も和解的なメッセージで応じた。中国代表団を率いる孟祥青国防大学教授は、「中国と米国が互いに近づくことを希望する」と述べ、両国軍関係の安定的な発展の必要性を強調した。ただし、双方は「覇権主義反対」を言及し、相手国に対する抑制の姿勢は維持した。

一方、米国と同盟国間の見解の相違はより鮮明に表れた。ヘーゲス長官は欧州諸国に対し、防衛費の増額を繰り返し要求し、「同盟国が集団防衛の役割を果たさなければならない」と圧力をかけた。

彼は、一部の欧州諸国がルールに基づく国際秩序を強調しながらも、安全保障能力の強化には消極的であると批判し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の責任拡大を促した。

これに対し、欧州およびインド・太平洋地域の同盟国は国際規範と協力体制の重要性を強調し、事実上反論に出た。ディラン・イェスルケーズ・ゼゲリウスオランダ国防長官は、「国際法が完璧でなくても、これを放棄することが代替案になることはない」と述べた。

リチャード・マルズ豪州副首相兼国防長官も、「ルールに基づく国際秩序は改革の対象であり得るが、解体の対象ではない」とし、多国間協力の重要性を強調した。小泉進次郎日本防衛大臣も、「分裂は抑止力を弱体化させ、団結は抑止力を強化する」と述べ、同盟国間の連帯の必要性を強調した。



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