2026. 05. 31 (日)

政策資金の不正ブローカー問題、増加する通報も捜査結果は不透明

  • 今年の通報は432件に達するも捜査依頼は6件のみ

  • 中小企業庁、第三者不当行為の直接取締りを検討

政策資金不正ブローカーの通報件数 [資料= 中小企業庁, チャットGPT生成型画像]
政策資金不正ブローカーの通報件数 [資料= 中小企業庁, チャットGPT生成型画像]

政府の政策資金支援公募に不正に介入し、手数料を得るいわゆる「政策資金ブローカー」の通報が急増しているが、ほとんどが単なる苦情にとどまるか、証拠不十分で処理されている。中小企業庁は通報報奨金制度を導入し、全面的な取り組みを行っているが、捜査結果を確認する権限がないため、実際の処罰の有無を知ることができないという矛盾に直面している。

28日、中小企業庁企業金融課によると、中小企業庁が設置・運営している「小規模事業者・中小企業政策資金不正ブローカー通報センター」に寄せられた通報件数は、今年1月から今月26日までの累計で432件に達した。通報センターを運営していなかった昨年の年間通報件数(70件)よりも6倍以上多い。

通報件の処理結果は「自体処理」(単なる情報提供、注意喚起、証拠不十分など)が373件(86.3%)、『調査中』が21件(4.9%)、『単なる苦情』が31件(7.2%)、『金融監督院への通報』が1件(0.2%)であり、捜査依頼まで進んで報奨金を受け取った事例は全体の1.4%にあたる6件だった。小規模事業者の被害事例が4件、中小企業の被害事例は2件であった。

被害通報に対して中小企業庁が捜査依頼し、通報報奨金が支給された被害事例は、政策資金の貸付を保証したり、承認可能性が確定的であるかのように案内し、着手金や契約金の前払いを要求した事例、機関を偽称して偽造文書を送付した事例などであった。

しかし、通報件数に対して捜査依頼まで進んだ事例が極めて少ないのは、センターに寄せられる通報の多くが具体的な物証がない単なる苦情にとどまっているためと見られる。また、政策資金不正ブローカー問題に関して中小企業庁の権限が捜査依頼以外に限られているため、直接的な取締りが難しい点も影響しているとの分析がある。これに対し、中小企業庁は不正ブローカー撲滅のために中小企業振興法など関連法に基づき、第三者不当行為を直接取締る方策を追加することを検討中である。

中小企業庁の関係者は「以前は警察庁に捜査を依頼しても結果を共有してもらえなかったが、法律が改正されれば調査段階から捜査結果までの全過程に中小企業庁が参加できるようになり、より直接的に取締る権限が生まれる」と説明した。

中小企業庁は政策資金不正ブローカーを撲滅するため、今年から最大200万円を支給する通報報奨金制度と自発的通報免責制度を実施している。さらに、「スムゴ」、「クモン」など専門家を紹介する民間プラットフォームとも協力し、政策資金申請時に不正提案を受けた場合に備えた案内も強化している。

中小企業庁の今年の政策資金規模は、中小企業政策資金4兆4313億ウォン、小規模事業者政策資金3兆3620億ウォンなど、合計7兆7933億ウォンに達する。



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