韓国国産ロケット「ヌリ号」4回目の打ち上げ…27日未明「夜間挑戦」

韓国型発射体ヌリ号写真は2022年6月に発射されたヌリ号写真韓国航空宇宙研究院
[写真=韓国航空宇宙研究院(去る2022年6月に打ち上げられたヌリ号)]

韓国が独自で開発したロケット「ヌリ号」が27日未明、初めての夜間発射に挑戦する。発射体の制作や運営にはハンファ・エアロスペース(ハンファ)が本格的に参加し、民間主導の宇宙発射体時代が開かれるとみられる。

韓国航空宇宙研究院(航宇研)は12日、メディアを対象にヌリ号4回目の打ち上げに関するオンライン説明会を開いた。打ち上げは27日午前0時54分から1時14分の間、全羅南道高興の羅老宇宙センターで行われる。

ハン・ヨンミン航宇研宇宙発射体研究所長は「今回の発射に技術的には問題ない」と自信を示した。続いて「初めての夜明け打ち上げなので運営人材の疲労度があると予想する」として「最後までヒューマンエラーを減らすために最善を尽くす」と強調した。
 
今回のヌリ号4回目の打ち上げの主な任務は、KAIが開発した「次世代中型衛星3号(衛星3号)」を高度600kmの太陽同期軌道に乗せることだ。衛星3号の任務は宇宙磁場とオーロラを観測することである。

ハン所長は「任務遂行のためにヌリ号が現地時間12時40分に赤道を通過しなければならない」として「この軌道に正確に進入するために夜明けに発射すること」と説明した。 

今回の打ち上げがさらに注目される理由は、「体系総合企業」に選ばれたハンファエアロスペース(ハンファ)が本格的に参加する最初の打ち上げという点だ。韓国航空宇宙研究院は、ハンファへの参加を通じて、本格的な民間主導の宇宙産業生態系を作っていく計画だ。

このため、ハンファの参加人材も大幅に増えた。3回目の打ち上げに21人だったハンファの人員は、4回目から11人増えた32人が参加した。発射体の制作や総組立などに投入された。

ハン所長は「ヌリ号5次、6次発射を経て発射台運営技術をハンファに移転する」として「7次発射からはハンファが主管するようにし民間主導宇宙生態系を作る」と話した。 

ヌリ号の4回目の打ち上げは、エンジンやタンクなどの中核ハードウェアは3回目と同じだ。ただし、3回目の打ち上げ時に搭載のキューブ衛星が7基から4回目の12基に増え、「多重衛星アダプター」が新たに採用された。

また、3回目の打ち上げ当時、キューブ衛星射出映像であることが明確に確認されなかった点を補完するために、カメラを1台から3台に増やした。ハン所長は「すべての衛星の射出過程をリアルタイムで確認する予定」と明らかにした。

ヌリ号は主搭載衛星の分離後、発射体の姿勢を変更し、18~23秒間隔でキューブ衛星2基ずつ計6回にわたって残りの衛星を射出する計画だ。主衛星は打ち上げ後、大田、済州地上局と交信する。またキューブ衛星は大学などで運営する通信支局で交信する計画だ。

航空宇宙研究院は発射当日、気象や宇宙環境の影響は大きくないと予想した。ただ、宇宙ステーションとの衝突の可能性を考慮し、打ち上げ時刻は当日午前8時に最終確定する予定。

ハン所長は「打ち上げ当日の午前1時12分頃、宇宙ステーションが約200mの距離まで接近すると予想する」として「この時間帯を避けて打ち上げる方針」と伝えた。
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* この記事は、亜洲経済韓国語記事をAIが翻訳して提供しています。
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