
過去、反米の歩みを続けてきた歌手ユン・ドヒョン氏が米国公演を控えて米国に無事入国できるか関心が集中している。
米国移民局(USCIS)が先月19日から政策マニュアルを改定、ビザ申請者が反米的性向を示したりテロや反ユダヤ主義活動を支持したかどうかを検討した結果をもとに、米国ビザを発給しているからだ。
ユン・ドヒョン氏は過去2008年、米国産牛肉輸入に反対するデモに参加し、狂牛病扇動の先頭に立ったことがある。その後、狂牛病関連の主張が根拠がないという事実が明らかになったにもかかわらず、彼が一度も謝罪をしなかったことや、過去の反米感情を表に出しながら英語で悪口を言うアルバムを発表するなど、露骨に米国に対する敵対感を表現したことなどを挙げ、韓国の保守青年たちはユン氏の今回の米国公演を批判している。
先立って駐韓米大使館は去る6月、F・M・Jビザ申請者に対してソーシャルメディア(SNS)アカウント公開範囲を「全体公開」に設定しなければならないと公示した。根拠となる核心検討対象が申請者のSNSアカウントであると解釈できる。
米ドナルド・トランプ政権が反米性向のある留学生と外国人に対して過去より厳しいビザ審査強化措置に乗り出した中で、最近、米国を代表する保守青年だったチャーリー・カーク氏が暗殺された後、米国では彼を嘲弄する外国人を追放措置するなど強力な対応を展開している。
韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の弾劾集会当時、左派的芸能人たちの反米集会支援の動きと関連して右派青年たちを中心に米CIA申告運動が行われただけに、移民法弁護士らは、これまで韓国で反米性向を見せた一部政治家や芸能人はもちろん、留学生まで米国ビザを更新するには政治的な色を見せないのが安全だと助言するほどだ。
一方、ユン・ドヒョン氏がボーカルのロックバンド「YB(ユン・ドヒョンバンド)」は来月16日から19日まで米ロスアンゼルスのソウル国際公園で開かれる「2025LA韓人祭り」に出演する予定だ。
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