サムスン電子は先月、日本最大の移動通信事業者であるNTTドコモと次世代通信分野の人工知能(AI)技術を共同研究するための業務協約を結んだと1日、明らかにした。
サムスン電子のニュースルームによると、両社は今回の協約を通じ、AI研究の加速化で実質的なネットワーク品質の満足度を向上させ、第6世代移動通信(6G)時代に備えて市場の要求事項を満たすことのできる重要な協力基盤を設けた。
今回の共同研究は、使用者の通信サービス体感性能と事業者のシステム運営効率を高めるのに寄与するものとみられる。
現在、移動通信は各基地局が担当するセル(Cell)段階で通信品質を最適化するが、両社はAIを適用し、使用者の段階でさらに細かく最適化できる技術を目標にしている。
例えば、セル間の境界地域や信号が弱い地域を通過する使用者を選別して通信品質を向上すれば、動画ストリーミングの途切れなどの不便を防止し、安定的な通信サービス運営が可能になるというのがサムスン電子の説明だ。
両社は長い間、3GPPで移動通信技術の標準化などのために交流してきた。 今回の共同研究を契機に、次世代通信技術発展のために持続・協業する計画だ。
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