韓国銀行は22日、政策金利を予想通り3.50%に据え置いた。政策金利の据え置きは、去年2月から13回連続である。
金融通貨委員会は、「物価上昇率の鈍化が続いて、内需の回復も遅れているが、政府の不動産政策やグローバル危機の回避心理が、首都圏の住宅価格や家計負債、為替市場などに及ぼす影響を見守る必要があり、いまの金融引き締めを維持した方がいいと判断した」と説明した。
だが、インフレ圧力と成長率の鈍化に伴い、利下げを開始する用意があることを示唆した。これを受け、10月利下げ期待が高まっている。
韓銀は「制限的な金融政策スタンスを維持しながら、利下げの適切なタイミングを検討する必要がある」と表明し、金融政策委員7人のうち4人が向こう3カ月以内の利下げに前向きな姿勢を示したと明らかにした。
一方、韓国のことしの経済成長率の見通しについては、2.5%から0.1ポイント引き下げて2.4%に下方修正した。韓銀は「ことし1月から3月期の大幅な成長という一時的な要因が大きかったことを反映した」とし「来年の見通しは2.1%に据え置いた」と付け加えた。
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