米国格付け大手のフィッチが韓国の国家信用等級を「AA-」で維持した。フィッチは韓国の国家信用格付けの見通しも「安定的」に維持した。
企画財政部は6日、フィッチが2012年の韓国の格付けを「A+」から「AA-」に上方修正した後、同じ格付けを維持していると明らかにした。
今年の経済成長率の展望値も昨年10月に提示した2.1%を維持した。フィッチは輸出の反騰を主導している半導体部門に対して、人工知能(AI)関連の需要に支えられ、来年まで肯定的な傾向が続くと見通した。
フィッチは今回の評価で「強固な対外健全性、マクロ経済回復力、輸出部門の躍動性と共に地政学的リスクおよびガバナンス指標不振、高齢化にともなう構造的問題などを反映した結果」と明らかにした。
韓国の財政収支に対しては赤字幅が減ると展望しながらも「財政準則法制化がまだ国会で議論中の状況であり、4月の総選挙が今回の政府の財政政策推進動力に影響を及ぼしかねない」と分析した。
また「持続した高金利にも関わらず、韓国の金融安定性もよく管理されている」と評価し、韓国の基準金利は2024年下半期から引き下げ始め、年末頃には3%に下がると予測した。
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