サムスン重工業がオセアニア地域の船主と1988億ウォン規模のシャトルタンカー1隻の建造契約を締結したと4日、明らかにした。
電子公示システム(DART)によると、これは2022年の連結財務諸表基準、最近の売上高である5兆9447億ウォンの3.3%に当たる金額だ。
該当船舶は2026年8月末までに船主社に引き渡される予定だ。
シャトルタンカーは、海洋プラントで生産された原油を船積みし、陸上の貯蔵基地まで運送する特殊目的船舶だ。
一般のタンカーが長い運航距離を持つのとは違って、比較的短い距離を往復運行するのが特徴だ。
シャトルタンカーは海上で原油を受け取る過程で、浮遊式石油生産貯蔵基地(FPSO・Floating Production Storage and Offloading)と衝突を防止するため、動的位置制御システム(DPS・Dynamic Positioning System)のような位置制御技術などが要求される。 このような理由で、同じ大きさのタンカーより価格がさらに高い方だ。
サムスン重工業は今回の契約を含め、今年に入ってLNG運搬船15隻、超大型アンモニア運搬船(VLAC)2隻、シャトルタンカー1隻の計18隻を受注した。
現在まで集まった受注金額は38億ドルで、すでに今年の受注目標97億ドルの39%を達成したことになる。
サムスン重工業関係者は“LNG運搬船、アンモニア運搬船、シャトルタンカーなど多様な船種で技術競争力を前面に出し、受注目標達成に最善を尽くす”と明らかにした。
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