韓国人のユーチューブ使用時間が月に1000億分を超えることが分かった。
15日、アプリ・リテール分析サービス企業のワイズアプリ・リテール・グッズが発表した資料によると、昨年10月基準ユーチューブ使用時間は約1044億分だ。2018年の395億分から毎年増加し、5年間で約3倍に増えたのだ。特に、昨年は1月(1015億分)、5月(1022億分)、7月(1033億分)、8月(1068億分)、10月(1044億分)などユーチューブ使用時間が1000億分を超える月が5回もあった。これは再生時間60秒以内の「ショート動画」導入効果であるとみられる。
ユーチューブの他にもインスタグラム、TikTokアプリの使用時間も2020年に比べてそれぞれ262%、191%ずつ急増した。
特に縦型の動画が楽しめる機能「YouTubeショート」がアプリ内の滞在時間の増加に大きな影響を及ぼしたと分析される中、ショートを好む傾向は年齢が幼いほど強いことが分かった。CJ ENMのデジタルマーケティング企業メゾメディアが昨年進行したアンケート調査によると、回答者の中で10代の一日平均ショートフォームチャンネル利用時間は「63分」だった。これは全年齢層を含めた平均利用時間(35分)の約2倍以上に達する数値だ。
ただしショートコンテンツを過度に見るほど「ドーパミン中毒」を訴えることも多くなる展望だ。
ドーパミンは快感や多幸感を得る神経伝達物質で、刺激的な映像を見ると、脳ではドーパミンが分泌される。ただ、このような刺激は耐性ができてより強い刺激を求めるようになり、他の日常的な活動に対する快感が減少してうつ病や不安障害のような精神健康問題が現れる可能性があるという。
ドーパミン中毒が憂慮されるだけに、デジタルデトックスも関心を集めている。朝の30分間は携帯電話を見なかったり、スマートフォンを遠ざける実践なども話題になっているわけだ。実際、NHNデータはスマートフォン使用制限のための「デジタルデトックスアプリ」の設置回数が昨年第1四半期対比第4四半期に64%上昇したと分析した。
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