韓国の会社員の平均年齢が高くなっている。昨年、企業の従業員平均年齢は46.8歳と集計され、12年間で3.7歳も高くなった。少子高齢化現象の深化で2050年には平均年齢が53.7歳まであがる見通しだ。
地域別には、昨年基準で全羅南道(チョルラナムド・58.7%)と江原道(カンウォンド・55.5%)、慶尚北道(キョンサンブクド・55.2%)、全羅北道(チョルラブクド・53.9%)、慶尚南道(キョンサンナムド・51.7%)などは就業者の半分以上が50歳以上であった。
大韓商工会議所持続成長イニシアチブ(SGI)は20日、「部門別就業者の年齢分布および高齢化現況と示唆点」報告書を公開し、昨年の会社員の平均年齢を約46.8歳と推定したと明らかにした。
統計庁の将来人口推計を土台に現在の性別・年齢別雇用率が維持されるという前提で会社員の平均年齢を求めた結果、2030年代に50歳を越え2050年に53.7歳を記録すると予想された。このような展望値は、経済協力開発機構(OECD)国家の2050年就業者の平均年齢予想値43.8歳より10歳ほど高い水準だ。商工会議所は、若くて良質な労働力供給が減ることになれば、国家全体の生産性向上に支障をきたす恐れがあると憂慮した。
昨年、産業別の全体就業者のうち50歳以上の割合は製造業に属する産業の中で衣類(59.8%)、革・靴(59.6%)、木材(57.3%)、繊維(52.6%)など、いわゆる低位技術産業で半分を越えた。特にサービス業は不動産(67.8%)と事業支援(57.1%)など低付加価値業種で50歳の割合が高かった。
一方、医薬(15.7%)、情報通信(16.8%)、電子・コンピュータ・通信機器(18.2%)、専門科学技術(23.8%)などでは高齢層の割合が相対的に低かった。
地域別でも50歳以上の就業者が半分以上のところは全羅南道(チョルラナムド・58.7%)、慶尚北道(キョンサンブクド・55.2%)、全羅北道(チョンラブクド・53.9%)、慶尚南道(キョンサンナムド・51.7%)などだった。 しかし、ソウル(38.5%)、仁川(インチョン・42.6%)、京畿道(キョンギド・41.7%)など首都圏と大田(テジョン・41.4%)、世宗(セジョン・34.5%)地域は相対的に50歳以上の就業者の割合が少なかった。
商工会議所は就業者高齢化問題解決のために少子化対策の効率化や高齢層の生産性向上の他にも賃金体系の改編、人材需給の改善、地域特化未来戦略産業誘致などが要求されると提言した。
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