CJ大韓通運、国内外の海運会社と提携して「物流領土」拡大

[写真=CJ大韓通運]


 
CJ大韓通運が最近、グローバルおよびアジア圏専門船会社4社と相次いで業務協約を締結し、業種間の相互補完を通じたグローバル物流競争力の強化に乗り出した。
 
20日、関連業界によると、CJ大韓通運は最近、台湾船会社のエバーグリーン(Evergreen Group)、トンヨン海運、SM商船、ナムソン海運とそれぞれ業務協約(MOU)を締結した。
 
これにより、CJ大韓通運と海運会社は▲競争力のある運賃提供 ▲共同営業を通じた新規物量創出 ▲エンドツーエンド(End to end)一貫輸送など、差別化されたサービスの共同開発などを推進している。
 
CJ大韓通運と海運会社は業務協約を通じ、それぞれ総合物流業とコンテナ海上運送という固有の力量に基づいて、相互補完を通じたシナジーを創出し、競争力を高める方針だ。
 
具体的に見れば、CJ大韓通運と世界6位のコンテナ船会社である台湾エバーグリーンはコンテナ貨物海上運送時に競争力のある運賃を提供することにした。 また、アジアと全世界および東南アジア諸国間で運送されるコンテナ貨物に対する共同営業で、新規運送物量を確保することにも協力し、コンテナ貨物の海上-陸上一貫輸送サービス開発も共同推進している。
 
国籍の大型船会社であるSM商船とは、韓国と米国をつなぐ複合物流サービスを提供するなど、米国物流市場攻略のために協力する。 両社は釜山港と米西海岸港を往復する海運路線と温度調節が可能な冷凍冷蔵コンテナで生鮮食品、医薬品などの貨物を運送することにした。 SM商船はCJ大韓通運・米国法人の現地運送力量、ネットワークで港湾から顧客が望む最終目的地まで貨物を安全に運送するラストマイルサービスまで拡大提供する予定だ。
 
アジア圏の船会社であるナムソン海運とは韓-中、韓-日間のコールドチェーン複合物流サービス協力を進めている。 ナムソン海運が運営するモノのインターネット(IoT)技術適用の冷凍冷蔵コンテナを利用し、安定的なコールドチェーン物流サービス提供が可能だ。 一方、ナムソン海運はCJ大韓通運のアジアネットワークを活用し、ベトナム地域に貨物を運送している。
 
アジア圏の船会社のトンヨン海運とはCJ大韓通運の韓国、日本、ベトナムなどアジア3ヵ国のコンテナ貨物を船舶と鉄道を利用してモンゴルの首都ウランバートルまで運送するサービスを共同で提供する。 今後、中国、中央アジア、東欧などユーラシア大陸北方地域にまで範囲を広げ、追加運送経路とサービス開発も推進する。
 
CJ大韓通運がこのように複数の船会社と協力体系を設けることになった理由は、最近の物流·海運市場のトレンド変化のためだ。 最近、海運業界では海運以外の物流事業への進出が話題になっている。 海上運送に加え、航空運送、陸上運送など他の物流サービスを追加で提供し、競争力を高めるための目的だ。 デンマークの海運会社であるマスク(Mask)の航空貨物会社設立、フランスの海運会社であるCMA-CGMの国際物流企業買収がそのような例だ。
 
海運業は船舶や埠頭施設の確保にも費用が多くかかる産業だ。 別途の投資で追加的なサービスを提供するためには負担が大きい。 既存物流業者の専門性やネットワークに追いつくことも容易ではない。 このため、他のグローバル海運会社は他の物流事業に進出する代わりに、船腹量の拡大、ITサービス強化など固有の海運業力量強化に力を入れて競争力を高めようという戦略を選んでいる。
 
船会社にCJ大韓通運のような総合物流企業との業務提携は、別途の投資なしに非海運分野のサービスを追加で提供し、競争力強化効果を上げられる良い方法だ。 CJ大韓通運も海運分野の競争力を高めることができ、差別化されたサービスで収益性向上と売上増大が期待できる。 中堅船会社との協力を通じた同伴成長効果も得られる。
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