30万~40万ウォン台を上回っていた航空券価格が最近下落傾向に転じた。韓国の国内航空会社は仁川~福岡往復8万ウォンの航空券に続き、0ウォンの航空券まで登場している。これに加え、外航機まで無料チケットを配布し、業界間の出型競争が激化している。
16日、ティーウェイ航空の来月仁川~福岡路線往復航空券を往復8万ウォンで販売している。
一時30万~40万ウォン台まで上がった航空券の価格が大幅に下落したのだ。済州航空とジンエアー、エアプサンの福岡路線往復航空券は10万ウォン台だった。済州航空は来月から仁川~大分路線片道航空券を8万57000ウォンから販売する。
最近は0ウォン航空券も発売された。エアソウルは燃油サーチャージと空港施設利用料だけ決済すれば済む0ウォン航空券を出した。仁川~東京(成田)と仁川~大阪(関西)、仁川~ダナンなどが対象だ。ジンエアーは仁川~マカオ路線の再運航を記念し、航空運賃50%割引特典を先着順で提供している。
航空券価格が下落傾向に転じた理由は、業界間の競争が激しいためだ。航空会社は機材供給の拡大、路線再運航などを続けたが、旅客需要が予想ほど追いつけず価格が下がっていると分析される。今年第2四半期の格安航空会社(LCC)東南アジア路線の航空供給規模は、前期比最大30%以上増えた。
香港エクスプレス航空とグレーターベイ航空、キャセイパシフィックなど香港航空会社は、自国政府の観光産業活性化を求められ、約2万4000枚の無料航空券を配布している。キャセイパシフィックが韓国内で配布した香港往復無料航空券1万602枚の購入に12万人が集まり、1時間で売り切れた。
ベトナムのビエットジェット航空は100万枚の航空券を0ウォン(税金、手数料を除く)で販売している。またソウル・釜山からホーチミン、ハノイ、ハイフォン、ニャチャン、ダナン、ダラット、フーコック島、カントーまで片道9万ウォンからのチケットも販売している。
業界の関係者は「非正常的に上がった航空券価格が正常に戻っている」とし「夏休みのシーズン前までこのような出血競争が続くだろう」と予想した。
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