韓国の輸出市場シェア2.74%···グローバル金融危機以来「最低」

[写真=亜洲経済]


韓国の持続成長可能性に赤信号が灯った。昨年、韓国の世界輸出市場で韓国が占めるシェアが2.7%台に落ち、グローバル金融危機以後、最低である。

16日、世界貿易機関(WTO)と韓国貿易協会(KITA)によると、昨年の世界輸出額は24兆944億8900万ドルとなり、このうち韓国(6835億8500万ドル)が占める割合は2.74%にとどまった。

これは2008年のグローバル金融危機(2.61%)以後の最低であり、2020年2.90%から2021年2.88%に下がったのに続き、2年連続下落した。

韓国の世界輸出市場シェアは2014年(3.02%)に初めて3%を超えた後、2018年(3.09%)まで5年連続3%台を記録した。2017年には3.23%で歴代最高値を記録したりもしたが、コロナパンデミックが広がった2019年から昨年まで、4年連続で2%台にとどまっている。

韓国経済を支えてきた輸出が揺れているのは2018年から本格化した米・中貿易戦争で自国中心主義と保護貿易が拡散した影響だ。また昨年勃発したロシア・ウクライナ戦争でこのような基調が目立った。

輸出シェアは経済に直接的な影響を与える。貿易協会は輸出シェアが0.1%ポイント下落すれば、約14万の雇用が減少する効果が現れると推算した。

特に、韓国の最大輸出主力品目である半導体が占める割合は、2018年20.9%から2019年17.3%に急減した後、昨年まで4年連続(17.3%→19.4%→19.9%→18.9%)を回復できなかった。今年1~3月には13.6%まで急落した。

韓国の輸出は先月まで6ヵ月連続マイナスを記録した。このため、輸出より輸入が多い貿易赤字行進は13ヵ月間続いている。貿易赤字規模は昨年477億8400万ドルで、年間基準で最大値を記録した。今年に入って3月までの貿易赤字規模は224億100万ドルで、すでに昨年の46.9%水準に達している。

昨年、全体貿易(輸出入)規模で貿易赤字額が占める割合は3.4%だった。韓国が国際通貨基金(IMF)に救済金融を申請した通貨危機時期の1997年(3.0%)より高かった。特に今年1~3月の貿易額対比貿易赤字比重は6.9%で昨年(3.4%)の2倍を越える。グローバル化が進み始めた1990年以降は、IMF通貨危機が到来する1年前の1996年(7.4%)に続き、2番目に高い水準だ。
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