韓銀、米FRBの0.25%利上げに「予想通りだが変動性憂慮…必要に応じて市場安定化措置」

[写真=亜洲経済]


韓国銀行が23日未明に進行された米国連邦準備委員会(Fed・FRB)の政策金利0.25%引き上げ決定に対して「予想した水準」と評価した。しかし変動性が依然として大きいだけに、必要な場合、市場安定化措置に乗り出す計画だ。

 

韓銀は同日午前8時、イ・スンホン副総裁主宰で「市場状況点検会議」を開催し、米FOMC(現地時間3月21日~22日)の結果による国際金融市場の状況と韓国金融・外国為替市場への影響を点検した。この席にはイ副総裁をはじめ国際局長、金融市場局長、公報官、政策企画部長、投資運用部長、外国為替市場チーム長、市場総括チーム長などが参加した中で行われた。

 

今回のFOMC会議では政策金利を0.25%引き上げ(4.75~5.00%)た。


年末の政策金利展望(点図表、23年末5.1%、市場予想:5.3%)が維持され、政策決定文も緩和的に解釈され、米国債金利が大幅に下落し、米ドルは下落している。政策決定文において、「継続的な引き上げ(ongoing increase)が適切」を「追加的な政策緊縮(some additional policy firming)が適切である可能性がある」と置き換え、「最近の事態が家計や企業の信用条件を引き締めさせる」との評価を追加した。この日会議を主宰したイ副総裁は「今回のFOMC決定は金融不安状況で物価安定のために金利を引き上げなければならないFRBの悩みが反映された結果」として「議決文でインフレが依然として高いという点が強調され、パウエル議長はインフレを長期目標値である2%に下げるために依然として行く道が遠く物価上昇圧力が継続的に高いとし年内金利引き下げの可能性を否認した」と言及した。


イ副総裁は「SVB、CS事態以後、金融不安に対する市場の警戒感が依然として大きい状況で金融安定状況展開とそれにともなう米国通貨政策に対する期待変化などにより国内外金融市場の変動性が随時拡大する恐れがある」とし「対外条件の変化と国内価格変数および資本流出入動向を綿密にモニタリングしながら必要時には積極的な市場安定化措置に乗り出すだろう」と明らかにした。

 


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