中国から韓国に入国した短期滞在外国人5人に1人の割合で新型コロナウイルス(コロナ19)に感染したことが分かった。
3日、疾病管理本部の中央防疫対策本部の集計によると、この日の0時基準、前日中国から仁川国際空港を通じて入国した入国者は計1052人だ。防疫当局は前日から中国発入国者全員に対してPCR検査を義務付けた。
このうち、空港検査センターで入国後すぐPCR検査を受けなければならない短期滞在外国人は309人となり、そのうち61人が陽性判定を受けた。陽性率は19.7%だった。
前日、全体入国者1052人のうち、現在集計された感染者は16人だ。空港検査センターで感染が確認された短期滞在外国人が遅延反映されており、多少の差がある。
短期滞在外国人を除いた内国人(韓国人)と長期滞在外国人は居住地保健所で入国後1日以内に検査を受けなければならない。内国人などの検査結果まで反映され、正確な感染率が出るためには一日程度の時間がさらに必要になるとみられる。
中国から来る短期滞在外国人は入国直後に検査を受け、結果を確認するまで空港内検疫所など別途の空間で待機する。
陽性結果が出た短期滞在外国人は、政府が用意した臨時施設で7日間隔離することになる。当事者が費用を支払う自己負担である。政府は現在、最大100人収容可能なホテルなどの施設を用意し、ソウル・京畿・仁川に予備施設を追加で確保する計画だ。
仁川空港検査センターでPCR検査が可能な人員は一日550人だ。現在、仁川空港公社はコロナ19の検査センターを3ヵ所運営している。
政府は「ゼロコロナ」政策を廃棄した後、感染者が急増する中国の状況を反映し、前日から検疫および防疫強化措置を施行した。中国発航空便の増便を中止し、地方空港3ヵ所から中国に向かう航空便を停止して仁川空港に一本化した。中国から船舶便で入国する人たちも全員PCR検査の対象となる。
また、5日からは中国から入国する際、搭乗48時間以内にPCR検査結果または24時間以内に専門家用迅速抗原検査(RAT)結果を提出しなければならない。
今月末までの1ヵ月間、中国内公館の短期ビザ発給も制限する。中国発入国者は「検疫情報事前入力システム」(Q-CODE・キューコード)を入力しない場合、航空機搭乗が制限される。
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