昨年の韓国貿易赤字472億ドル・・・・14年ぶりの「過去最大」

[写真=亜洲経済]


昨年、韓国の貿易収支赤字が472億ドルを記録した。年間基準では、関連統計作成を始めた1956年以後、過去最大だ。輸出は史上最大だが、グローバルエネルギー危機などの影響で輸入額が大幅に増えたのが影響を及ぼした。

産業通商資源部は1日、このような内容が盛り込まれた「2022年12月および年間輸出入動向」を発表した。昨年の輸出額は6839億ドルで、前年比6.1%増加した。ロシア・ウクライナ戦争など不確実性にもかかわらず、史上最大の輸出実績を達成したのだ。

昨年、韓国の世界輸出順位は前年7位から1ランク上がった6位を記録した。一日平均輸出額も25億1000万ドルを記録し、初めて25億ドル台に進入した。

半導体(1292億3000万ドル)、石油製品(630億2000万ドル)、自動車(541億ドル)、二次電池(99億9000万ドル)などの品目が過去最高の輸出実績を達成し、昨年の大韓民国輸出を支える役割を果たしたと産業部は分析した。特にシステム半導体(506億8000万ドル)と電気自動車(98億3000万ドル)、有機発光ダイオード(OLED・149億ドル)の輸出は最高実績を更新した。

特に、主力市場である東南アジア諸国連合(ASEAN)と米国への輸出は、それぞれ前年比14.8%、14.5%増加し、過去最大値を更新した。欧州連合(EU)への輸出も前年比7.1%増となり、過去最高値を更新した。新興市場であるインドへの輸出(188億8000万ドル)も21.0%急増し、年間基準で史上最大だった。

しかし、昨年の輸入額は前年比18.9%増の7312億ドルと集計された。ロシア・ウクライナ戦争などでグローバルエネルギー危機が拡散した影響だ。

これで昨年の貿易収支は472億ドルの赤字で過去最大値を記録した。貿易収支が年間赤字を記録したのは、2008年の米国発金融危機(132億6000万ドルの赤字)以来14年ぶりのことだ。赤字額も従来最大だった国際通貨基金(IMF)通貨危機直前の1996年(206億2000万ドル)比2倍を超え、過去最高値を更新した。

先月の輸出は前年比9.5%減の549億9000万ドルを記録し、3ヵ月連続減少傾向を続けた。輸入は2.4%減の596億8000万ドルだった。また、昨年12月の貿易収支は46億9000万ドルの赤字となり、貿易収支は9カ月連続赤字行進を続けている。

ただ、原油・ガス・石炭の3大エネルギー源の輸入額は167億5000万ドルで、前年比27.7%増加した。世界的にエネルギー需給の厳しさが続き、価格が高い水準を維持した影響だ。また、この中で冬季エネルギー需給安定のための早期確保などが影響を及ぼしたと分析される。
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