韓国の半導体と対中国輸出減少の影響で12月1~10日の輸出が昨年同期より21%近く減少した。
関税庁は12日、今月1~10日の輸出額(通関基準暫定値)が154億ドルを記録し、昨年同期より20.8%減少したと明らかにした。
輸出は今年10月の減少で減った後、今月も減少傾向が続いている。その結果、輸入額が輸出額を超える貿易赤字規模も大きくなっている。
同期間の操業日数は8日で、昨年同期(8.5日)より0.5日少なかった。一日平均輸出額は15.8%減少した。
12月1~10日の品目別輸出は、主力品目である半導体輸出額が1年前より27.6%減った。先月まで4ヵ月連続で減少した半導体輸出減少率は、8月(-7.0%)、9月(-5.0%)、10月(-16.4%)、11月(-17.4%)など、徐々に拡大している。
このほか、無線通信機器(-46.6%)、精密機器(-27.8%)などの減少なども目立った。一方、石油製品(20.1%)、乗用車(42.1%)などの輸出は増えた。
国別では最大交易国である中国への輸出が34.3%減少した。これまで輸出増加傾向を示していた米国(-2.0%)、欧州連合(-4.3%)、ベトナム(-23.7%)も減少傾向に転じた。
今月に入って10日までの輸入額は203億ドルを記録し、1年前より7.3%減少したものの、輸入額が輸出額を上回り、貿易収支は49億2300万ドルの赤字を記録した。
輸入品目別では原油(24.7%)、ガス(34.1%)などが増加した。一方、半導体(-15.7%)、機械類(-18.5%)、乗用車(-19.8%)などは減少した。
国別では、米国(23.4%)、欧州連合(0.6%)からの輸入が増え、中国(-21.1%)、日本(-26.0%)、オーストラリア(-26.3%)、サウジアラビア(-51.2%)などは減少した。
今年に入って今月10日までの累積貿易赤字は474億6400万ドルを記録した。年間基準で過去最大だった1996年の206億2400万ドルより2倍以上多い規模だ。このような傾向が続けば、年間貿易収支はグローバル金融危機当時の2008年以降14年ぶりに赤字を記録する見通しだ。
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