韓国、衣類価格10年ぶりに大幅上昇

[写真=聯合ニュース]


先月の韓国衣類物価が10年ぶりに最も大幅に上昇した。

5日、統計庁の国家統計ポータル(KOSIS)によると、先月の衣類・靴消費者物価指数は107.33(2020年=100)で、昨年同月より5.5%上昇した。2012年6月(5.6%)以来、10年5ヵ月ぶりに上昇幅が最も大きかった。

項目別には、子供服・幼児服が9.6%、女性衣類が5.4%、カジュアル衣類は6.0%上がった。衣類洗濯・修繕物価と靴物価も各々10.6%、4.0%上がった。グローバルサプライチェーンの支障で原材料価格の上昇圧力が反映され、繊維製品の出庫価格が上がった影響と分析される。

統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は、先月消費者物価動向ブリーフィングで「最近衣類業界が価格を上げて季節新商品を発売した側面がある」として「木綿をはじめとする原材料価格が上がり、(生産地)中国の賃加工費も上がり原価上昇負担があったと把握している」と説明した。

物価の流れを示す根源物価(農産物および石油類除外指数)も依然として高い水準を維持している。先月の根源物価は前月と同様に4.8%上昇し、09年2月(5.2%)以来最も高い水準を維持した。

根源物価は季節的要因や一時的なショックによる農産物・石油類物価変動分を除いて算出する指標だ。根源物価が上がるということは国際原油価格などエネルギー価格や農・畜・水産物価格など外部供給要因を除いても物価が大幅に上がり上昇傾向を継続するという意味だ。

加工製品は通常、一度価格が上がれば簡単に下がらない。このような点を勘案すれば、今後も物価が大幅に下がるのは容易ではなさそうだ。韓国銀行は11月の消費者物価発表以後、会議を開き「今後消費者物価は来年初めまで5%水準の上昇傾向を継続すると予想される」と診断した。
 
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