LG化学、「持続可能性」ためのビジネスモデルの革新へ

[LG化学、「持続可能性」ためのビジネスモデルの革新へ]


 
LG化学が持続可能性の経営を核心課題と定め、全事業領域で体質改善に乗り出している。
 
LG化学は2050炭素中立の成長目標値を20年繰り上げ、2050年までNet-Zeroを達成すると29日、明らかにした。
 
新たな目標達成のためには2050年、炭素排出予想に対する計2000万トン(t)を減らさなければならない。これは化石燃料車両830万台が1年間、排出する炭素量であり、松約1億4000万本と相殺できる規模だ。
 
会社は目標の達成に向け、革新工程の導入、エコ原料・燃料転換、再生エネルギー使用の拡大などを積極的に推進している。2023年まで原材料から製品の製造にわたる環境影響を定量的に評価する環境全過程評価(LCA)を国内外の全製品を対象に完了する計画だ。
 
LG化学は、全世界のすべての事業場で使用する電力を太陽光、風力などから出る再生エネルギーに100%転換するという計画だ。このため、2019年から昨年まで国内外でグリーンプレミアム制、電力直接購買(PPA)などを通じ、340GWhの規模の再生エネルギーを確保した。
 
LG化学はエコPCR(Post-Consumer Recycled)プラスチックや生分解性プラスチック素材など、廃プラスチック資源の好循環に向けた製品開発にも積極的に乗り出している。
 
2019年7月、世界初のエコPCRホワイトABSの商業生産にも成功し、PCR PC(消費者の使用後の再活用したポリカーボネート)原料の含量が60%の高品質・高含量エコプラスチックを開発し、グローバルIT企業に供給している。今後、PCR PCの原料の含量を最大85%にまで高め、製品群もABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)とポリオレフィンなどへ持続拡大する方針だ。
 
会社は、資源リサイクルのためにプラスチック生産、使用済みの収集、リサイクルまで網羅するESGビジネスモデルを作っている。昨年3月には韓国革新スタートアップのInnerbottleと提携し、プラスチック化粧品容器が完璧にリサイクルされる「プラスチックエコプラットフォーム(Plastic Eco-Platform)」構築に乗り出した。両社が構築するエコプラットフォームは「素材(LG化学)→製品(Innerbottle)→回収(物流業者)→リサイクル(LG化学・Innerbottle)」につながる構造だ。
 
この他、化学的リサイクル工場の設立および技術、世界初の生分解性新素材の開発にも拍車をかけている。
 
LG化学の関係者は"全事業部門で環境・社会・透明(ESG)経営の加速化に向けた具体的な方策を樹立し、これを実行していき、持続可能分野の先導企業としての地位をさらに強固にするという計画"と述べた。
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