サムスン電子が米国で超大型装備の納品契約を獲得し、5G(5世代通信)超格差技術力を全世界に立証した。
サムスン電子は米国の4位の移動通信会社であるDISH Networkに大規模の5G設備を供給すると3日、明らかにした。
サムスン電子は、DISH Networkの米国の5G全国網の構築に向けた5G仮想化基地局(vRAN)と多重入出力基地局(Massive MIMO radio)を含めた無線機器などの様々な通信装備を供給する予定だ。
このうち、5G仮想化基地局は汎用サーバにソフトウェアを搭載し、基地局機能を具現する方式で作動する。超高速データトラフィック処理能力と安定的な性能を備え、効率的な通信網の構築・運営を支援する次世代技術とサムスン電子は説明した。
DISH Networkは2023年まで米国人口70%が利用できる5G全国網を構築することを目標に、これら装備を活用する予定だ。
DISH Networkは1980年、衛星TVサービス企業で始め、2020年、米国全国無線通信サービスのための周波数ライセンスを確保しながら、移動通信市場に進出した。ベライゾンやAT&T、Tモバイルに続く米国4位の移動通信会社だ。
サムスン電子は"DISH Networkは世界移動通信市場ですでに証明されたサムスン電子の5G仮想化基地局など次世代通信装備を導入し、早期に安定的な全国通信網を構築し、本格的な加入者確保競争に突入するだとう"と見通した。
サムスン電子とDISH Networkは具体的な契約金額を明らかにできないという立場だが、金額は1兆ウォン以上の規模という。
サムスン電子によると、今回の受注はこの会社が結んだ米国内の5G通信装備の供給契約の中で、歴代二番目に大きな規模だ。
先立って、サムスン電子は2020年、米国の移動通信業界1位の事業者であるベライゾンと7兆9000億ウォン規模の5Gネットワーク装備の供給契約を結んだことがある。当時、この契約は韓国通信装備産業の歴史上最大規模の単一輸出契約だった。
サムスン電子はベライゾンだけでなく、AT&T、旧スプリント(現在はTモバイルに買収)など他の米通信会社各社や日本2位の移動通信会社のKDDIとも5G設備供給契約を締結したことがある。
サムスン電子は大規模な通信網構築の力量と次世代移動通信技術力を基に、英国、カナダ、ニュージーランドなど新たな市場で事業を拡張し、グローバル5G市場攻略を続けで行くという計画だ。
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