昨年、情報通信技術(ICT)の輸出額が全体輸出額の割合の3分の1を上回った。また、一昨年対比24%増加し、この統計を初めて取り始めた1996年以後、歴代最大の実績を記録した。
政府は12日、昨年のICT輸出額は年間最大記録の2276億ドルと暫定集計されたと明らかにした。韓国の昨年の輸出総額が6445億ドルであることを考慮すると、ICT輸出は全体の約35%に達する割合である。従来の業績と比べても2203億ドルを記録した2018年を超えている。
ICT輸出は昨年、主力品目である半導体、パネル、携帯電話だけでなく、成長品目であるSSD(貯蔵装置)や二次電池など、大半の製品が販売されて増加した。
特に半導体の活躍が目立った。半導体は昨年1287億ドルを輸出し、前年比28.4%も増加した。メモリー半導体は824億ドル、非メモリーと区分されるシステム半導体は397億ドルをそれぞれ輸出し、いずれも好調を見せた。半導体の単一品目だけで韓国の全体輸出の5分の1に近付いた。
続いてディスプレイ246億6000万ドル(19.0%↑)、携帯電話140億ドル(24.7%↑)、コンピューター・周辺機器173億9000万ドル(25.0%↑)など品目が輸出額の増加を支えた。
主要5カ国への輸出も軒並み増加した。
輸出対象国家別には、中国(香港含む)1075億3000万ドル(23.8%↑)、ベトナム351億3000万ドル(18.0%↑)、米国279億5000万ドル(26.6%↑)、欧州連合127億7000万ドル(22.8%↑)、日本43億2000万ドル(10.7%↑)だった。
昨年のICT輸入額は1350億ドルであり、ICT分野の貿易収支は926億2000万ドルの黒字だった。
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