動物病院で獣医師の診療を補助する「動物保健師」制度が導入される。
農林水産食品部は、動物保健師の養成と資格付与方式などを盛り込んだ「獣医法施行令・施行規則」を先月24日と今月8日にそれぞれ改正・公布したと明らかにした。
ペットの保健師的な役割を果たす動物保健師は、動物病院で獣医師の指導の下、動物の看護や診療補助業務を行う職業だ。動物医療の専門人材育成と動物診療サービスの発展を図るため、獣医法を改正して導入した。
動物保健師が担当する主な看護業務は、動物観察と体温・心拍数など基礎検診資料の収集、看護判断と療養などだ。診療補助業務は薬物塗布・経口投与、麻酔・手術補助など獣医師の指導の下に行われる補助行為だ。
国家資格試験を経て農食品部長官が資格証を与える。試験科目は基礎動物保健学科予防動物保健学、臨床動物保健学、動物保健・倫理と福祉関連法規だ。科目当たり100点満点で40点以上、全科目の平均点数は100点満点で60点以上をもらわなければならない。
農食品部は来年2月、「第1回動物保健師資格試験」を行う。同月、合格者の発表を経て、3月には資格証を交付する予定だ。
このため、今月から11月まで動物保健師養成課程を運営する学校または教育機関に対する評価認証を行い、12月からは特例対象者が実習教育を受けられるよう、教育プログラムを設けて運営する。特例対象者は専門大学以上で動物看護関連教育を履修した人と、専門大学以上を卒業した後、1年以上・高校卒業後3年以上動物病院で勤務した人だ。
農食品部は「動物保健師の導入で動物医療専門人材育成と診療サービス向上が期待される」とし、「農林畜産検疫本部・韓国動物保健師大学教育協会・韓国獣医学教育認証院・大韓獣医師会・韓国動物病院協会などと積極的に協力し、来年初の資格試験をスムーズに準備していく」と明らかにした。
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