昨年の建設工事額、10年ぶりに減少・・・海外工事額は18.1%↓

[写真=大邱市南区提供]


昨年、韓国の建設工事額が10年ぶりに減少した。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)拡散の影響で海外の多くの国が強力な封鎖措置を断行し、国内建設業界が被害を受けた。

統計庁が8日に発表した『2020年の建設業調査結果(暫定)工事実績部門』資料によると、昨年の建設工事額は288兆7490億ウォンだ。1年前(293兆6760億ウォン)に比べて1.7%減少した。

建設工事額が減少したのは、世界金融危機の影響を経験した2010年(-1.1%)以来10年ぶりのことだ。2011年からは9年連続、着実な増加傾向を続けてきたが、コロナ19の影響で昨年はマイナスに転じた。

特に、海外業績が大幅に縮小した。昨年の海外工事額は23兆7680億ウォンで、前年より18.1%減少した。特に、中東(32.7%)とアジア(-12.2%)、オセアニア(-38.3%)、アフリカ(-6.4%)などを中心に、大きな減少幅を記録した。アジアと中東は全体海外工事額の85%を占めており、打撃が大きかった。

統計庁の関係者は「昨年、コロナ19事態で国家間の移動が制限され、既存の工事が中止・取り消しになるケースが多かった」と説明した。

国内の建設工事額は265兆ウォンで0.1%小幅増加した。発注者別の工事額を見ると、公共部門が80兆ウォンで前年より4兆ウォン(5.1%)増えた。一方、民間部門は184兆ウォンで4兆ウォン(-1.9%)減少した。公共部門は公企業と地方自治体がそれぞれ2兆5300億ウォン、1兆5400億ウォン増えて33兆300億ウォン、28兆9500億ウォンとなった。

世界的にコロナ19事態が持続しているが、今後、建設景気が反騰する余地はある。昨年、国内と海外ともに建設契約額が前年比増加したためだ。

昨年の建設契約額(287兆ウォン)のうち、国内契約額は258兆ウォンで89.9%を占める。海外契約額は29兆ウォンで10.1%だった。

国内は首都圏が121兆ウォンで2019年より4.2%、首都圏以外の地域は137兆ウォンで11.6%増加した。海外はアメリカと中東などを中心に72.2%増えた。

国内の公種別契約額は建築部門が187兆ウォン(72.5%)、土木は45兆ウォン(17.5%)、産業設備は21兆ウォン(8.1%)、造園が5兆ウォン(2.0%)の順だった。2019年と比べると、建築(14.9%)や造景(5.4%)は増加したが、産業設備(-10.2%)と土木(-6.4%)は減少した。海外は産業設備が13兆ウォン(45.2%)、土木が11兆ウォン(38.4%)、建築が5兆ウォン(16.4%)の順だった。

昨年、建設業の工事実績のある企業数は8万2567社(本社基準)で3718社(4.7%)増加した。

上位100大企業の建設工事額は81兆6880億ウォンであり、5.0%減少した。その他の企業は207兆610億ウォンとなり、0.3%減にとどまった。
 
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