[CES 2021] ビジネスミーティングも『非対面』へ・・・業界、好き嫌いが分かれ

[写真=Gettyimagesbank]


史上初めて100%オンラインで開かれる世界最大のテクノロジー見本市『CES 2021』を控え、『非対面型ビジネスミーティング』の効果に注目が集まっている。

11日(米現地時間)から14日まで開かれるCES 2021では、世界各国で様々な形のビジネスミーティングがオンラインに転換して開かれる。

世界中で多様な技術を持つ企業が出揃うだけに、投資家も多くの関心を示してきたCESは、『ビジネスミーティングの場』としても知られている。

CESを主催する米民生技術協会(CTA)は11日 、昨年開催されたCES 2020に参加した17万1268人のうち、小売業・流通業など購買集団参加者は1万6185人、ベンチャーキャピタル(VC)・投資者参加者は2075人であると明らかにした。

このような状況の中、大規模な見本市で行われる非対面型ビジネスミーティングの効果を巡り、さまざまな意見が出ている。

投資をする側と投資を受ける側のどちらも全般的に非対面型のビジネスミーティングが新しい状況であるということには同意している。

国内(韓国)のあるVC社の役員は、「オンライン見本市の場合、投資家たちがブースを訪れる方法がオフライン見本市とは差がある」とし「希望する条件を入力して適切なブースを検索できるようにしても、確かに検索するのに制約はある」と説明した。

一方、新型コロナの状況が続いているだけに、新しい形のビジネスミーティングに適応しなければならないという意見も多かった。

CES 2021に参加する韓国のある大企業関係者は、「コロナの影響で対面接触を自制してからほぼ1年(経った)」とし「最初はやや困難があったが、非対面型ミーティングが業務によく適用され、新しい状況でも企業は何とか方法を探し出すだろう」と見通した。

外資系事務用電子機器メーカーの関係者も「すべての分野でデジタル転換が話題であるだけに、こうした流れについていけない企業は淘汰されるだろう」と述べた。

彼は100%オンラインで行われるCES 2021についても、「オフラインと比較すると機会は減るだろうが、投資家は必要な情報だけ楽に取得できるので効率的だろう」と見通した。

CESが世界最大規模の見本市であるだけに、国別の技術格差による非対面ミーティングのアプローチにも格差が生じるだろうという指摘もある。

あるVC業界の関係者は、「オンラインで見本市が行われても、関心があるVC社は熱心に参加するだろう」とし「テレビ会議が韓国のように活発でない国もあるため、困難もあるだろう」と懸念した。

CES 2021を通じて製品をアピールしたい参加者たちは、さまざまなビジネスミーティングも非対面に行われるだけに、ほかの製品との差別性やかつてない新製品などをオンライン上でどのように効果的にアピールできるかについて悩まなければならないだろう。
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