政府の海運再建5ヵ年計画によって復活したHMM(現代商船の新しい名前)が大型国籍船社の責任感で、中小企業の海外輸出に向けた船舶の投入に積極的に乗り出した。
HMMは国内の輸出企業のために緊急投入した「HMM・プレステージ号」と「HMM・インテグラル号」など2隻のコンテナ船が計7980TEUの貨物を積んで釜山港から米LAに出港したと1日、明らかにした。
これは先月29日、海洋水産省、中小ベンチャー企業省、韓国船主協会、中小ベンチャー企業振興公団が「国籍海運船社と輸出中小企業間の共存協力に向けた関係機関の業務協約」を結んだ後、初の実質的な共存協力の成果だ。
国内の輸出企業は最近、米国の消費財の需要増加、ブラックフライデーなどの影響などで、輸出契約の物量が増えたにもかかわらず、コンテナ船がなく、困難を経験してきた。 これまで海外船舶会社は収益性の高い中国・米国路線に船舶を集中配置し、韓国の貨物に対する船舶不足問題が加重したためだ。
これに国民の税金で復活したHMMはこれまで国籍船社の責任を果たすため、復帰の航路で収益減が予想されるにも、韓国企業の輸出を助けるため、3度にわたって臨時船舶を緊急投入した。
特に、今回の3番目の臨時船舶の投入は最近加重された船舶不足の問題解決に向け、2隻を一度に投入したことで、船積みされた貨物のうち、約60%は中堅・中小企業の貨物である。 通常、大企業の貨物が60%を超えたことに比べ、これまで輸出に支障を来たしていた中堅・中小企業を支援するためだ。
HMMは来年2月まで毎月1隻以上の臨時船舶を投入するという計画だ。 また、中小企業の輸出問題の解決に積極的に対応するため、中小ベンチャー振興公団とホットラインを開設し、社内「ヘルプデスク」も設置し、協力体系を運営している。
HMMの裵在勳(ベ・ジェフン)代表取締役は"政府の海運再建5カ年計画を通じて復活したHMMが国家と国民に報いるということは当然のこと"とし、"国籍船社がなぜ必要で、なぜ重要なのかを必ず証明してみせる"と述べた。
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