韓銀「今年の経済成長率-0.2%を下回る見通し」

[写真=Gettyimagesbank]


韓国銀行は16日、ソウル世宗(セジョン)大路の韓銀本館で金融通貨委員会を開き、7月の基準(政策)金利を0.5%に凍結すると発表した。今年5月、金通委で基準金利を実質実効下限(現実的に引き下げられる最低水準)とされる0.5%まで引き下げた直後だったため、変化をつけるのが難しかったと見られる。

今後の経済見通しについては否定的な観測が続いた。まず、今年の経済成長率は当初予想した-0.2%に及ばないだろうと見込んだ。消費者物価上昇率も0%台前半の水準に止まるものと判断した。

韓銀は金通委の直後に発表した通貨政策方向文を通じて「今年の国内総生産(GDP)成長率は去る5月の展望値を下回るだろう」とし「消費と輸出回復ともに当初の展望値を下回るだろうと予想される」と説明した。

これに先立ち、韓銀は5月、経済成長率の予測値を従来の2.15%から-0.2%へと2.3%下方修正した。その後、状況がさらに悪化した今はマイナス成長幅の拡大は避けられないという判断だ。このため、来月に予定されている韓銀の修正経済見通しで成長率が下方修正される見通しだ。

韓銀は「民間消費の反発にもかかわらず、輸出の減少と建設投資の調整、設備投資の回復不振などが重なり、韓国経済は低迷した」と診断した。

消費者物価上昇率についても「国際原油価格の下落、需要面での低い物価上昇圧力などで0%台前半にとどまるだろう」という否定的な観測を示した。

ただ、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の拡散による世界経済の萎縮の流れはやや緩和されていると見込んだ。韓銀は「(コロナ19の拡大が続いている中)経済活動が徐々に再開され、景気萎縮が多少緩和される動きをみせている」とし「国際金融市場で景気回復期待などでリスク回避心理も緩和された」と述べた。

今後の金融政策方向については「当分の間(コロナ19の影響で)国内経済成長の勢いが低迷すると予想される」とし「金融政策緩和基調を維持していく」と強調した。
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