金錬鉄 統一部長官、初の訪米・・・金剛山など議論

  • 17〜23日、米国出張…韓半島国際平和フォーラムで基調講演

  • ビーガン副長官など米高官を連鎖接触して金剛山・北朝鮮の核など議論の見通し

  • 韓米国防当局、北挑戦に反発していた連合空中訓練を電撃延期

  • 最近WPインタビューで「オリンピック休戦」を提案…米反応の関心事

  • 年内朝米間の非核化交渉再開に向けた布石作りに拍車

[写真=聯合ニュース(金錬鉄統一部長官)]


金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官が17日午前、就任後初めて米国出張の途についた。金長官は今回の訪米期間中、韓半島関連の米国の主要関係者と会って、朝米非核化交渉再開のため布石作りに努める予定だ。また、金剛山観光再開に向けた「創造的解決策」探しにも死力を尽くすと予想される。

統一部によると、金長官は韓半島国際平和フォーラム(KGFP)に出席するため、この日から23日までワシントンD.C.とロサンゼルス(LA)を訪問する。

まず、金長官は今月20日、統一部主催の米国平和研究所(USIP)と世宗研究所が共同主管するKGFPで基調講演を行う。KGFPは韓国政府の対北朝鮮・統一政策及び韓半島の平和・繁栄に対する国際的なコンセンサス拡散と支持の向上、望ましい政策代案模索などを目的とする国際多国間協議体とされる。

金長官は、今回のフォーラムへの出席をきっかけに、米連邦政府及び議会の複数関係者らと接触し、南北関係の主要な懸案について意見を交換するものと見られる。マイク・ポンペオ米国務長官をはじめ、最近、国務省内のナンバー2に昇進したスティーブン・ビーガン米国務副長官兼対北朝鮮特別代表、ロバート・オブライエン米ホワイトハウス国家安保補佐官など面談する計画であると伝えられた。

金長官は彼らとの連鎖会合を通じて、先月初め「ストックホルム・ノーディール」以降、膠着局面に陥った米朝交渉を促進する一方、金剛山観光問題などで行き詰った南北関係に突破口を見出すものと予想される。

特に韓米国防当局が今月中に予定された両国連合空中訓練「ビジルラントエース」を電撃延期することを同日決定し、近いうちに朝米交渉が再開されるという観測が支配的だ。

これと同時に、金長官が出張中に米朝間の信頼構築措置案の一つとして提案する「オリンピック休戦」について、米国がどのような反応を示すかに関心が集まっている。

彼は最近ワシントンポスト(WP)とのインタビューで、来年、日本の東京オリンピックを契機に、北朝鮮と米国がそれぞれミサイル試験と連合軍事訓練を猶予する案である「オリンピック休戦」を提案している。この他にも金長官は米国が北朝鮮に親戚をがある韓国系米国人のために、北朝鮮の旅行制限を緩和する方法をともに提示した。

金長官はさらに、ワシントンD.C.のスティムソン・センター及びLA南カリフォルニア大学(USC)韓国学研究所を訪れ、韓半島問題の専門家らと北朝鮮の非核化を促進し、韓半島の平和体制を構築する方策について協議する予定だ。

21日にはUSCで「韓半島の平和・経済」というテーマで公開特別講義を開き、ワシントンD.C.及びLA地域同胞ら及び現地特派員懇談会も進める。

統一部は、「金長官の今回の米国訪問は就任後初の海外訪問として、韓半島の非核化と恒久的な平和定着、南北関係と米朝関係の好循環構図定着に向けた韓米間の意見交換の機会になると期待している」と伝えた。
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