昨年の世帯当たりを受けた健康保険は、保険料負担額より1.8倍多いことが分かった。所得が低く、重症疾患にかかった場合は、より多くの利益を受けた。国民健康保険公団は、「2016年の保険料負担比給与費の現状分析」の結果をこのように集計したと14日明らかにした。
分析の結果、世帯当たり毎月10万4062ウォンを保険料として払い、18万3961ウォンが保険給付された。負担額に比べて患者が受けた金額が1.8倍である。保険料下位20%世帯(1分位)は、月平均2万6697ウォンで5.3倍の14万599ウォンの利益を受けた。
職場や地域を分けてみると、保険料下位20%の地域の世代は12.8倍、職場加入者は4.0倍以上給与費を受けたことが分かった。
すべての年齢層で保険料負担より給与のメリットが多かった。地域の世代は、世帯主年齢が60歳以上の場合2.6倍で最も高く、30歳未満(2.1倍)、50代(1.4倍)、30代(1.3倍)、40代(1.2倍)が後に続いた。職場加入者も加入者の年齢が60歳以上(2.4倍)の時に恩恵を多く受けた。続いて、40代(1.8倍)、30代(1.8倍)、50代(1.7倍)、30歳未満の(1.2倍)の順だった。
心臓疾患がある世帯は8.0倍、脳血管疾患が7.7倍、珍しい疾患4.1倍、がん疾患3.7倍の恩恵をそれぞれ受けて軽症疾患(0.4倍)と大きな差を見せた。
市道別に見ると、地域の世代基準でソウルが月に1万7740ウォンで最も多く、全南が6万1735ウォンで最も少なかった。職場加入者は、蔚山が13万6124ウォンで1位を占め、済州が9万5967ウォンで最も少ない保険料を負担した。
保険料負担額比給与費の割合は、全南新安郡地域の世代が6.4倍、職場加入者3.3倍が最高値を記録した。地域と職場の両方の加入者が出した保険料より利点が少ないところは、ソウル市江南区と瑞草区であった。
(亜洲経済オンライン)
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