アシアナ航空が来月からエコノミー席の中で広い前の座席に追加料金を設定すると明らかにした。これに対して、消費者の負担が増えるという指摘が出ている。
アシアナ航空によると、来月1日から国際線前路線でエコノミー席の前の座席で「座席有料配分サービス」を始める。ただし、安全のため非常口席は除く。
サービス追加料金は片道基準として、日本・中国・東北アジア2万ウォン、東南アジア4万ウォン、西南アジア6万ウォン、アメリカ・ヨーロッパ・シドニーが10万ウォンである。来年3月31日までは、50%特別割引が適用されるため、区間別に半分のみ追加で負担すれば良い。
このサービスは、アシアナ航空が直接運航する航空便のみで提供され、共同運航航空便には適用されない。
アシアナ航空側は“このサービスは、デルタ航空やシンガポール航空など多くの外航社がすでに施行中である制度だとして“激しくなる競争の中で、収益性を拡大するため”と明らかにした。
一部の低費用航空会社(LCC)は現在の前座席と非常口座席で別料金を受けている。国内の大型航空会社が、有料配分サービスを導入したことはアシアナ航空が初めてである。
だが、前座席は老弱者や障害者・妊婦などに提供していた席であったため、彼らに対する配慮が消えて消費者の負担だけが増加するのではないかという批判が提起されている。
(亜洲経済オンライン)
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