
米国大統領選挙でドナルド・トランプが勝利し、ドルの価値が連日急騰している。
「トランプ効果」で最近1週間の間、ドルの価値の上昇幅は1年6ヵ月ぶりに最大値を記録し、日本円はドル当たり107円台まで下落した。
16カ国の主要通貨とドルの価値を比較するウォールストリートジャーナル(WSJ)ドル指数はここ1週間2.4%値上がり、昨年5月以来最も大幅に上昇したと13日(現地時間)報道した。
WSJドル指数はトランプの当選直後には最大0.8%下がったが、下落を全てはたいて2%近く上昇し8ヵ月ぶりに最高を記録した。
ドル高の影響で日本円の価値も大幅に下がった。対ドル円相場は14日午前、1ドル当たり107.59円まで上がった。円相場がこのように107年半ばまで上がったのは6月8日以降5ヵ月ぶりのことだ。為替レートが上がったというのは円の価値がそれだけ下落したという意味だ。
中国も人民元の価値を改めて引き下げた。14日のドルに対する人民元の基準為替レートは、前日の取引より0.26%上がったドル当たり6.8291人民元で、2009年9月以降約7年2ヵ月ぶりに最高値を見せた。
対ドルウォンの価値も下落を下落を続けている。14日午後、ソウルが外為市場でドルに対するウォンは1171.9ウォンで取引を終えた。これでウォンの価値は4取引日連続下落が続いた。
一方、メキシコのペソの価値はドランプキャンプの穏健な発言に支えられ1%ほど上がった。ペソはメキシコと米国の国境の間に壁を建設し、メキシコ製品に対しても高い関税を課すことを公言してきたトランプが当選され、11日はドル当たり21.3897ペソまで急騰したが、当選後、予想より穏健な発言が相次ぎ1%以上下落した。
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