[写真=関税庁]
関税庁ソウル本部税関は、韓国とネパール間で302億ウォンを不法に送金・受領したネパール人A氏(36)とB氏(51)を外国為替取引法の違反疑惑で検挙したと21日に明らかにした。
主犯とされるA氏は、自身と他の人の名前で6個の口座を開設した。2012年8月から今年4月までに、国内居住のネパール人勤労者らから本国に送る資金151億ウォンを8632回にかけて入金を受けとった。
その後、ネパールにいる人に口座振り替えをしたり、現金を渡すといった方法で無登録外国為替業務を遂行した。
国内の大学院に留学中であるB氏は、A氏が渡すキャッシュカードでソウル鍾路区(チョンノグ)昌信洞(チャンシンドン)一帯にある銀行の現金自動預け払い機(ATM)で現金を代わりに引き出した。引き出した現金は、韓国で中古衣類を買おうとしているネパール人に流れていたことが分かった。
ソウル税関は、この物品が税関に申告されないで海外にこっそりと搬出されたかどうかを調査している。ソウル税関の関係者は“ネパールの他にも、他国家で為替情報も収集して資金の不法移動を源泉遮断するのに捜査力を集中する”と話した。
(亜洲経済オンライン)
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