日本の農林水産省は地域ブランド農産物をスーパーのバイヤーなど流通業者と橋渡しするための知的財産発掘データベース(DB)を3月中に開設する。地域の伝統野菜などは市場に出回ることが少ないため価値が正当に評価されず、埋もれているケースが多い。これを発掘して流通業者やレストランなどがDBから生産者と直接交渉できるようにし、販路開拓につなげる。農産物のブランド価値を認めてもらうことで、農家の所得向上にも役立つとみている。DBへの年間2000件以上のアップを目指す。
DBは食品産業センターが中心となり、開設の準備を進めている。鹿児島県の安納芋(あんのういも)、岐阜県飛騨市の寒干し大根など、地域で収穫できる珍しい農産物や伝統野菜を品目別や地域別で検索できるようにする。
DBは一般の人も閲覧可能だが、バイヤーなど流通業者を対象に会員登録のページを設け、登録者だけが生産者と交渉できる仕組みとする。
(亜洲経済オンライン)
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。