日銀は２６日発表した４月の展望リポートで、海外経済について「総じて落ち着いている」と指摘した上で、日銀の金融政策が民間の需要を刺激すると分析した。「日本経済は今年中頃には緩やかな回復経路に乗る」と予測している。
一方、日銀が２年程度で２％を目標としている物価の上昇率については、２０１５年度に１.９％になるという見通しを示した。
日銀の黒田総裁は、目標の物価上昇率２％は達成できるという自信を改めて表した。日銀の「展望レポート」は年に２回公表されるが、３年後の見通しまで示すのは初めて。
これについて黒田総裁は、「金融政策の効果が出るにはタイムラグがあることや諸外国の中央銀行に倣った」とした上で、「透明性を持って金融政策の運営にあたるため」と説明した。
（亜州経済オンライン）
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