新型コロナウイルスによるパンデミックを経て生活用品から生鮮食品までオンラインでショッピングが日常生活に定着した中、韓国消費者はオンラインショッピングモールの注文・決済・配送に高い点数を与えながらも相対的に商品には満足できないことが分かった。
韓国消費者院は8日、昨年9月から10月までの2か月間、全国の消費者1千500人を対象にアンケート調査を行った結果を公開した。対象ショッピングモールはネイバーショッピングとクーパン、11番街、Gマーケット、カカオショッピングなど5社だ。
調査結果によると、全体的に注文・決済・配送過程の満足度が5点満点で4.21で最も高かった。
業者別ではネイバーショッピングが4.27点で最も満足度が高く、クーパンが4.24点、Gマーケットが4.21点、11番街が4.20点、カカオショッピングは4.14点の順だった。
しかし、商品に対する満足度は3.66にとどまり、相対的に低かった。
カカオショッピングが3.75点を獲得し、利用者の満足度が最も大きかった。次いで11番街(3.68)、クーパン(3.65)、ネイバーショッピングとGマーケット(3.61)の順だった。
サービスを含む総合満足度はクーパンが3.83点で最も高かった。続いてネイバーショッピング(3.79)、Gマーケット(3.75)、11番街(3.72)、カカオショッピング(3.71)の順だった。
クーパンは月4990ウォンの有料会員になれば金額に関係なく商品1個でも無料で配送されるし、翌日に届くため、全般的に良い評価を受けたとみられる。
一方、調査対象の消費者がオンラインショッピングモールで支出した金額は、1回平均6万3500ウォン、月平均では20万7200ウォンと集計された。
月平均の購買金額は25万ウォン以上が27.4%で最も多く、10万~15万ウォンが21.6%、5万~10万ウォンが16.9%、20万~25万ウォン15.6%などの順だった。コロナ禍が始まる前の2019年の調査では5万~10万ウォン未満が33.8%で最も多かった。
オンラインショッピングモールの購買回数は「月に2~3回」が31.0%で最も多く、「週に1回」が30.3%、「週に2~3回」19.3%などだった。
そのほか、アプリが使いやすく、販売価格が安いショッピングモールほど、また付加価値やサービスが良いショッピングモールを好む傾向があった。
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